大学インターンシップの学生がフジイ企画に

  8月20日から24日までの約2週間、フジイ企画にとっては初めての大学インターンシップ生が研修に来られました。当方にとって、今回のこのようなインターンシップの受け入れは初めてで、この2週間はこちらにとっても大変な緊張と勉強の連続でした。雇用開発協会のインターンシップ報告書を見れば、受け入れ企業の多くは大手企業であり、受け入れ態勢の整っていない当社にとっては試行錯誤であり、あとで振り返ってみて、かなりきわどいことをやったな…と思わないでもありません。ただ、これからの方向性に大きな教訓を残してくれたことは間違いなく、よい体験をさせて頂きました。

大手に負けないシステムと理念を追求したくて
 2009年は様々な目標を定めてきましたが、そのなかでも本年のトピックは 富田林市の『広報とんだばやし』の落札で、 営業力の強化とともに、大手なみの業務のシステム化を弱小事務所でできるか、ということが今年の課題でした。もともと下請け的な仕事や『なんでもします』的な仕事の嫌いな私として、少人数であっても、大手並みにいかに充実した経営と充実感がもてる仕事ができるかということが念頭から離れず、目的意識の共有・拡大のため、何か違った展開を…と年初に思いついて登録していたのです。

学生のエントリーシートに感激しました
ただ、経営者としての私の不徳のなすところは甚大で、これまでも今も、なかなか仕事が安定せず、現実ばなれした営業方針と夢だけが先行しているフジイ企画なので、経営的にも相当厳しく、体制が整っていたわけでもありません。それに登録したものの、当社のインターンシップに応募する学生などいないと思っていたので、今回2名の大学生からエントリーの申し入れには驚きました。最初は躊躇したのですが、受け入れの決定的な要因としては、エントリーシートの内容が前向きであったということもさることながら、当社の経営理念(伝えたいこと)をきっちり理解してくれていたことです。『これはバッチリや』と。これは応募学生があったこと以上の驚きでもあり、嬉しかったので、是非取り組んでみたいと思ったのです。

スタッフの活躍にも新鮮な発見を
今回のインターン受け入れは本当に勉強になりました。2名の学生のそれぞれの目的意識の違いをどう把握するか、どう課題を与えるかについて何も用意できていなくて、これまでの生き方(やり方)をぶつけていくしかなったのですが、よくついてきてくたと思います。学生に対しては難しい判断も多少はあったのですが、技術的な課題ではなく、仕事の全体の流れと取り組む意識だけは伝えたいと思って接していました。難しい判断は一人一人の生きがい、働きがいを見極めることでしたが、学生にとって仮にミスマッチな仕事であっても、今後に何か指針を伝えられればいいと思っていたので、工夫もでき、またこちらも学生の仕事に対する考え方を学ぶことができました。
もう一つの驚きは、うちのスタッフ達の働きについてです。学生に対する指導(といえるか)に当たった彼ら彼女らが、日々の通常業務を超えた、別の一面を見せてくれたことです。学生とのコミュニケーションの中で、私が全く意識してなかった『教える力』『根気』『工夫』などを多く発見したことです。指示を受ける側、指示を与える側の立場を変えての意識や行動の違いを眼のあたりにして、超ワンマンな私に取ってこれはかなり勉強になりました。この2週間の経験はまた、うちのスタッフにとっても励みになったのではないかと思っています。
今回のインターンシップ日程は、広報『とんだばやし』の編集工程に合わせて組んだので、スタッフも学生さんもお盆休み返上での取り組みとなりました。研修過程での富田林市情報公開課の皆さんのご協力に感謝いたします。(インターン生からのコメントは次回公開します。)

8月31日公開 インターンシップを終えて…学生の感想より

「2009年インターンシップ関連NEWS」CONTENTS
「大学インターンシップの学生がフジイ企画に」
 http://www.fujii-net.com/?p=106
「インターンシップを終えて…学生の感想より」
 http://www.fujii-net.com/?p=107
「インターン生と岡田ひでき議員(富田林市議会)を訪問」
  http://www.fujii-net.com/?p=108
「『インターンシップ実践フォーラム2009』に思う」
 http://www.fujii-net.com/?p=112



暑中お見舞い「本のしおり2009夏」プレゼント


 暑中お見舞い申し上げます。
 このページも、本当は月最低でも2回は更新しようと、年初に目標を立てたのですが、なかなか前に進まず、いつも皆様にはご無沙汰となっています。
 2009年は、年初からスタッフを増やしたのを機に仕事の方向性と新たな展開を模索しています。昨年の今頃を考えれば規模縮小から一転、難しい判断ばかりで右往左往させられております。この上半期の主な動きとして、営業面では
●2009年度『広報とんだばやし』の年間受注
●営業マンのH君を中心に営業力強化で新規開拓
●自社制作媒体の模索と、受注単価の見直しなど
制作、社内の体勢に関しては
●編集・制作スタッフの増員
●ベテランデザイナーによるインストラクション
●大学のインターンシップ学生の受け入れ
などが今までになかった取り組みです。
 これからは経営に対する一定の方向性や理念がどうしても必要で、ここしばらくは慣れない模索が続くと思います。皆様のお知恵を拝借いたしたく今後ともよろしくお願いいたします。

フジイ企画『本のしおり』  お客様の作品も使わせていただきました
  本年も夏バージョン『本のしおり』を作りました。いつもお世話になった方々やお客様に利用して頂いているいるものです。このページを訪問された方(どなたにも)にも差し上げたいと思いますので、メールその他で御連絡下さい。また、しおりイメージ用に提供していただける皆様の作品も募集しております。(アートポスト139kgカラー刷=6枚セット)

しおりの解説
(左2枚)
はムカイヒロノブさんのイメージ写真によるデザイン。 ムカイヒロノブさんは、総合印刷会社のグラフィックデザイナーとして永年勤めておられましたが近年退職されました。今年5月にフジイ企画の組版システムの不調を改善して頂いたのを機にお世話になっています。以後、新人デザイナーのフォローや、オペレーターの指導のために出社されてます。
(中2枚)堺市堺区南清水町に在住の本郷正範さんの書と絵。フジイ企画に来社されたお客様の作品です。自費出版のご相談を受けたのがきっかけでしたが、ご本人の了解のもと今回このしおりに使わせていただきました。
(右2枚)左から『スペイン・アンダルシアの夕日(岩彩画)』、『シルクロード・長安の夢姫(岩彩)=モデル・沖麻砂美』。(谷村柊丘=フジイ企画ディレクター・現代日本画家)



法円坂法律事務所の30周年を祝う

中小企業経営者のパートナーとして歩む法律事務所
 法円坂法律事務所の開所30周年記念パーティーが、6月12日、ザ・リッツ・カールトン大阪にて開催されました。パーティーは30周年の歩みを振り返る映像と、憲法ミュージカル、三線などのミニコンサートも披露され、ディナー形式で楽しい歓談の時を過ごさせて頂きました。

中小企業運動の牽引役として
 
法円坂法律事務所の方とのおつき合いは、大阪府中小企業家同友会との関わりからです。もう10数年以上前になりますが、当時同友会本部の広報委員をやっていて、本部発行雑誌の検討をしていたことをきっかけに、稲田先生と知り合い、また多くの方と紙面作りを討議していました。当時の私にとっては本部活動は新鮮な経験で 同友会活動を積極的に楽しんでいた時期でもありました。委員会後の飲み会では稲田先生は上杉鷹山など歴史に学ぶ経営、バブル崩壊後の経営について語られ、大きな励みになったことを覚えています。
 法円坂法律事務所は、主に中小企業経営者のパートナー、中小企業運動の牽引役として大阪府中小企業家同友会との関係強化から発展されてきました。 『親しまれる法律相談室』として私たち中小企業の経営者の相談役として、法律的な側面だけではなく、様々な企業文化と関わって歩んでこられました。『法遊会』活動では企業経営者の専門分野からの報告、文化人を招いての講演、会食など、幅広い交流活動があり、また、同友会の日中経済交流研究会からの経験からスタートした中国大連事務所ももうすぐ10年になります。そのため、今回のパーティーでも多くの懐かしい同友会のメンバーと再会することができました。


同友会さかい支部広報時代の思い出
 私と法円坂事務所とのおつき合いは、1999年事務所開設20周年記念誌の発行をお手伝いさせていただいてからです。当時、同友会さかい支部では月刊広報誌を発行していました。支部広報委員であった小西事務局長と知り合いになり、飲み友達にさせていただいたことがきっかけで、以後永く交流させて頂いています。同友会さかい支部の広報は1995年6月~2004年5月までの9年間、『月刊』で発行し続けていました。その間、紙面企画で『経営者の法律相談』などを中心に担当して頂き、大変充実した数年を共にさせて頂きました。 その後、支部広報『SAKAI中小企業家』は同友会が支部からブロック単位へ移行するのを期に支部方針で廃刊になり104号をもって終了しました。当時のさかい支部広報委員会では『新企画は会議のあとで…』というのが伝統で、新しい発想は会議以外の飲み会の中で決められることが多く、広報以外の営業や人事など様々な経営課題もこの場で論議することも多く、充実した期間でもありました。

  交流や学びの中で、日々の営みを研鑽
 
 以後、同友会での交流や学びの中でお付き合いさせていただいた、法円坂事務所だより『The法円坂』も、もう10年となりました。この間、フジイ企画にも様々な動きがあり、歴史を刻み込む中で、30周年誌も手がけさせていただけるようになったことは感無量です。同友会の歴史、法円坂法律の歴史とともにこの10年のバックナンバーは、フジイ企画の活動の歴史(様々な失敗も)でもあります。当方はここに至ってもまだ七転八倒を繰り返していますが、これからも研鑽して、日々の営みを検証していきたいと思っています。



『広報富田林』の思い出と今

 本年度(2009年度)は、富田林市の「広報とんだばやし」をフジイ企画にて受注、制作することになりました。すでに5、6月号を終え、現在7月号の制作を開始しています。前2つの号は納品済みですが、その経験の中で様々な工程上の課題が出ていて、現在一つづつ検証し改善を模索しているところです。

  バタバタ仕事好きの『広報』
 実は、その昔(1980年代後半)大阪の夕刊新聞社の編集局に在職中、労働争議が起きたため4年間仕事が出来なかった時期がありました。その期間、印刷会社から誘われて、羽曳野、柏原やこの冨田林の「広報」を担当していたことがありました。当時は仕事に飢えていたので、新聞社並みのバタバタ仕事が好きだった私にとって、思い出に残る期間でした。

  タブロイド新聞の広報づくり
 1980年当時の組版システムは、まだ電算写植が主流で組版ラインは割付用紙にそって大貼する時代で、整理割付も大変な作業でした。降版直前の大幅な組み替えもあり、「こんなことよそではできんやろ」と自負しつつ、打ち合わせ、整理レイアウトで夜間残業などを結構楽しんでいました。「広報とんだばやし」はまだ単色のタブロイド判で、新聞が好きな私にとってもってこいの仕事でした。

システム統一が最大の課題でした
 今回縁があって、フジイ企画として単独でこの「広報」を受注できたことは、無量の感慨があります。ただ、時代は大きくかわりました。組版ベースはお客様である市役所の情報公開課広報係で、ほぼ完成まで処理できるようになりました。我々の仕事は、中間のパーツ処理、写真補正などのプリンティングディレクションがほとんどの仕事になります。当方として最も苦労したことといえば、市役所との編集組版システムを完全に統一してラインに乗せるといういうことでした。
 今、広報の印刷前工程のディレクションは新人の『MIHO』ちゃんが一人で担当しています。まだ慣れてなくてかなりストレスを感じているようですが、製版、刷版、印刷の知識を急速に吸収して対応しています。



機関紙コンクールに挑戦しませんか


広報委員になったけど…。

編集・手順でお困りではありませんか?

 学校のPTAや地域活動で広報の仕事が回ってきたけど、今までに経験がなくて、手順や編集のことでお困りではありませんか?
 他の仕事と違って、なかなか手をつけられない理由として、他の仕事に比べて、やらなければならない仕事が多いので二の足を踏んでおられる方も多いと思います。サークルのいろいろな行事に参加して、取材して、写真を撮って記事を書く…。そして、それを紙面にレイアウトして、校正して…と、雑多な仕事をこなすには大変な労力を感じておられる方も多いと思います。そういう方は一度ご連絡下さい。

広報委員になったら楽しく記念に残る活動を
 でも広報誌を出すと言うことはそう難しいことではありません。もちろん記事を書いて写真を撮って、という作業はしなければなりませんが、普段、言葉で話題にしていることとを文章に書き記すという技術や写真ななどの技術が多少必要になるだけです。それより皆様が何を記事として伝えていきたいかを考える方が大変かもしれません。ただ、この期間皆様が楽しむつもりでやれば、きっと実りの多い期間になるでしょう。
 会報誌は皆様の活動を人々に情報を伝達するということ以外に、これまでの皆様が奮闘して来られた活動の記録として形に残るものでもあります。回を重ねるごとに皆様の活動の歴史が蓄積されてバックナンバーを見て「あの時は…」と振り返るのも、楽しいものです。

企画・取材に力をいれられるようフォロー
 私たちは、皆様が広報担当者として、そのサークルの最も重要な企画、取材に集中的に力を注いでいただけるようフォローします。その他の整理レイアウト作業はお任せ下さい。ただ私たちは『編集企画』が本業ですが、企画会社と違って『丸受け』はいたしません。なぜなら、発行者はあくまでもお客様であるというスタンスを取っているためです。例えば、機関紙コンクールなどに出展する場合、もちろんレイアウトデザインや文章力も採点基準になりますが、審査員は皆様の活動の活発さ、企画の内容などを重視してます。それは皆様の問題意識と編集部のみなさんの励みによるところです。

編集部の輪づくりからお手伝い…
 私たちは編集部のみなさんとの意思疎通を何よりも重視して、編集部が円滑に動けるようフォローします。一度頑張ってやってみませんか。

編集なんでも相談メール



堺発のミュージカル『炎の街から』

 1988年に堺の空襲をテーマにした演劇「炎の街から」が上演され、大きな感動を呼びました。
 2008年春、『憲法ミュージカル』や『族譜』の鑑賞券普及のとりくみの中で、「堺発のミュージカルがしたい」「22年前のお芝居『炎の街から』を今のテーマでやりたい」という声があがり、再びミュージカルとしてスタートすることになりました。7月から市民に呼びかけて準備を進めた結果、小学生から戦争体験者まで幅広い参加があり、今年2月から熱心なレッスンを始めています。
 この堺発のミュージカルへの取り組みは、草の根の市民が手をつなぐことで 市民参加の文化を広げるチャンス。音楽家・演劇愛好のみなさん始め、文化人・文化団体の皆さんとの連帯を深めること。 堺の空襲と戦争の時代を語り継ぎ、平和の大切さを学び合うこと。 堺の歴史や文化を学べること。 若い世代・子どもたちとともに、文化・平和の仲間の輪を広げることで、命の大切さを学び合おうというものです。是非ご参加ください。

●日 時 7月10日(金)夜6時30分開演/11日(土)昼2時00分開演 夜6時30分開演(開場はそれぞれ30分前)
●入場料  一般2,000円 障がい者・大学生以下1,000円(当日500円増)
●会 場 堺西文化会館ウェスティホール

実行委員会からのメッセージ
堺市民ミュージカル「炎の街から」上演成功へお力添えを。 チケットの販売にご協力をお願いします。預かりで結構です。
○ ポスターを貼り、チラシを広げてください。
○ 公演当日配布するプログラム広告にご協力ください。今回の公演のスポンサーは平和と文化を愛する皆様一人一人です。
 趣旨に賛同の上、よろしくご協力のほどお願い申し上げます。

連絡先/堺市民ミュージカル「炎の街から」実行委員会 堺市堺区北三国ヶ丘1-2 堺教育文化センター内 TEL072-221-6169  Fax 072-223-6115  ホームページ http://sakai-musical.ciao.jp

 



『Workinぱど』に、求人広告を掲載しました。

厳しい不況のなかでも…この仕事を本気でしてみたい方
未経験でもやる気と夢のある方を募集しています。

 私たちは、厳しい不況の中、編集プロダクションとして少人数で頑張っています。仕事は機関紙、会報などの広報誌の編集を中心に、書籍の編集、その他各種のデザイン(ポスター、チラシ類)の企画から版下製作までが主な仕事となります。でも基本的に下請け仕事はしないので、最終的には印刷から製本まで管理してお客様のもとへ届ける最終段階までが仕事となります。

 この業界、経験者には分かると思いますが、はっきり言って長時間、過密労働で賃金も低い業種です。でも、私たちは独自性をもってオンリーワンの営業と技術の形態を作っていこうと模索・奮闘しています。印刷関連産業は不況業種ですが、それに耐え、まだまだ私たちができることはあると信じて業績挽回を図っています。条件はよいとはいえませんが、この仕事に興味を持って右腕になってがんばってくださる意欲のある方を募集します。

必要になる技術  マックによるDTP。EDIカラー、クオーク等の編集ソフト、イラストレータ、フォトショップ等の基礎技術。

私たちの考え方*********
 大阪・堺にある数名の弱小の編集プロダクションですが、特に機関紙、会報などの広報紙(新聞)の編集に力を入れています。広報物は、お客様が伝えたいことを早く、読みやすく、きれいに(デザイン的に)作るかということがポイントですが、私たちが最も重視するのは、意図されたものをいかに迅速に形にするかということです。
 広報物というのは人に『伝達する』という意味で、意思の疎通が最も大切な要素ですが、綿密な内容確認が必要な仕事でありながら、時期を逸せずいかに迅速に作っていくかという、この相反する要素の克服が仕事であると考えています。そのため、私たちは小さいながら外注に頼らず内製を重視し、また基本的に他の会社の下請け仕事もせず、独自の組版システム(単に決めごと)を工夫することに力をいれています。今まで、印刷関連会社で自分のやり方で働いてこられた方から見ると、ちょっと異質でやりにくいかもしれません。
 私たちは多く形態の印刷関連産業が乱立する中で相当厳しい状況に追い込まれていますが、自らの特徴は何か、何を得意とするかを自問しつつ、この業態の隙間を狙って頑張っています。



これからは『共生』目指します

心機一転、人々とのつながりを強固にします。
 営業の体勢もこの数年の停滞の中、四苦八苦しながら奮闘しています。バブル崩壊以降の落ち込みは変わらず、神武景気を超えるといわれる『ナントカ景気』も、私たちにとっては全く関係ありませんでした。ただ今回の金融不安による急激な景気減速もあまり関係ありません。というより下がりようもないというところですか。
 昨年後半より、営業方針に関係することで、良きにつけ悪しきにつけ少しづつ体制を変えつつあります。そのため、業界関係やお客様にも様々な意味で多大なご迷惑をかけることとなってしまいました。あまりいい訳はしないつもりですが、方向転換と社内の士気に伴って即時の判断を迫られることも多く、今までの自分の性格にあわない舵取りをした結果、大きな課題を残してしまいました。経営者の判断がいろいろなところに波及する以上、よりいっそう社会やとりまく人々との連携を考えていかねばならないと痛感いたしました。  私自身、日頃から新時代のパラダイムは『共生』であると思っている以上、心機一転、この方向性をより注意深く、また大胆に模索していきたいと考えておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 フジイ企画「本のしおり」プレゼント 2008年夏バージョン

 掲載は、私たちが訪問したお客様に差し上げている、『本のしおり』 です。毎年作製しているものですが、2008夏バージョンも昨年後半からみなさまにお届けしていますので、ここで見られた方はご連絡いただければ差し上げます(6枚セットです)。
 また、しおりのデザイン(イラスト・写真)等も募集しておりますのでご提供下さい。採用させて頂いた場合、印刷して完成した作品のしおり100枚送らせていただきます。(アートポスト139kg4色刷り)

今回の図柄について
①『けやき通りイラストマップ』の表紙から(大阪府堺市・けやき通りまちづくりの会発行 A4判三つ折り)

②『黄昏夕立お出迎え』=谷村柊丘作(アクリル画)(現代日本画家・フジイ企画ディレクター
③『狐の丘の赤い月』=谷村柊丘作(岩彩)(現代日本画家・フジイ企画ディレクター)
④『琉球舞踊』=鶴田真由美作(染織画)(紅型染織家・彫刻家)
⑤『瀑布那智大滝』=谷村柊丘作(淡彩水墨画)(現代日本画家・フジイ企画ディレクター)
⑥『出石の酒蔵』=谷村柊丘作(水彩)(現代日本画家・フジイ企画ディレクター)



制作システムの再構築をしました。

 数年来、悲願だったフジイ企画の製作ラインのコンピュータシステムの再構築を先月の31日、2月1日、7日の3日間の土日を利用してやっとのことで終了しました。といっても作業環境の整備はまだまだこれからですが…。
 これまで製作に関わるシステムが非常にヤバイことになっているのを感じていて、常にメンテの必要性を感じていたのですが取り組めませんでした。我々のパソコンは事務機器ではなくて生産ラインそのものなので、故障すれば即刻操業停止で、一日たりとも業務が保たないのは重々承知でしたが、取り組めなかった理由は、内部にシステムに関わるスタッフが現在いないことと、何よりも我々の業態を理解してくれて、的確な操作環境に保守整備してくれる専門屋がなかなか見つからず、これは我々自身がフローをきっちりつかんでおかなければダメだな…と思いつつ、綱渡りの状態で苦悩していたのです。

 緊急メンテ会社と契約できなかったワケ
  これまで、緊急のデバイス故障の時などにパソコン救急隊というような業者を呼んで修理してもらったこともありますが、機械オンチでその間の修理工程に(ポジティブに)関われず、その後に業務の効率性が悪化することも多々ありました。でも復帰してシステムがちゃんと正常に動いている以上クレームのつけようもなく、また契約メンテ費用もかかるので、年間保守契約などには二の足を踏んでいました。ホームページリニューアルの時もそうでしたが、業者とこちらのミスマッチはコンサル系の業者選びの最も難しいところだと思います。

単なるパソコンオタクではありません

 そんな話の中、営業のH君から紹介されたのがJP企画(泉佐野市)の杉田誠司さんでした。このオレンジ髪のおじさん(人のことは言えない年齢ですが)は元々は看板系のデザイナーで、自社の作業環境の効率化の必要性からシステム構築を独学で学ばれてきました。今でもデザインとフィニッシュワークをされていますが、もう一つの仕事としてクリエーター系の会社のシステム構築と緊急トラブル処理に駆けずり回っています。はじめにお話しした時に、業務のフローと業界の共通して抱える課題をよく理解してくれて、こちらが思い描く最も適した作業環境がピッタシだったのでお願いすることにしました。

  夜間も含めて丸3日間の土・日を費やして
 今回は、MACのG-4の4台のうち3台のシステム再構築と統一が目的でした。本当は1日で終わるはずだったのが、MACのOS-XからOS-9のクラシック環境へのフォーマットに大変手間がかかって、丸3日間深夜までかかってしまいました。さらに基本整備をできるようにレクチャーしてほしいとのこちらの要望で、ネットワークの見直しまで様々な疑問に関わっていただきました。時間がかかったのは、その度に作業が中断したせいも多分にあります。一つ一つの疑問に熱心に答えていただき、おかげでほぼ完璧な動作環境になったと思っています。何よりもうれしいのは、多少業態は違うものの、お互い作業ラインで共通して重要視している環境課題をツーカーで理解しあえたことです。これは単なるパソコンおタクではない(本業の)仕事大好き人間のシステム構築ですね。パソコン大の苦手人間に良く付き合ってくれました。夜の帰り際にオレンジ髪のおじさん、ビルの階段ホールでたむろしていた少年少女に一瞥の視線で道をあけてもらいました。 あとはwindows環境とサーバーの安定性の問題が残ってますが誰か助けてくれる人はいませんか?



今年は技術力アップとシステム改善に

 編集プロダクションとしてのフジイ企画は、編集企画ものを中心に印刷物の制作を行っています。中でももっとも得意とするのは、会報誌・新聞、書籍などの企画・編集です。印刷関連会社はたくさんありますが、当方のサービス内容は、特に皆様が本当に伝えたいことを形にするまでのフォローと、時宜にかなったスピードです。特に機関紙・会報等の広報誌の制作は、お客様のスタッフの一員という感覚で編集会議にも参加させていただいて、クライアントの皆様の負担をできるだけカバーし、短納期で制作するということに力を尽くしております。

「これなら負けない」広報誌づくりを
 印刷関連業種は不況のまっただ中ですが、昨年から事業を再検証して、これならどこにも負けないという得意分野をさらに専門化して、皆様に納得できるよう技術を磨いて努力しております。ですから、いろんな分野の印刷物のすべてにわたって安く、早くというわけにはまいりません。ただお客様の目ざす方向と広報効果に対しては責任を持っていこうと考えております。昨年後半から営業の体勢も整いつつあり、営業マンのH君は、その点をよく理解して営業に走り回ってくれています。

ハローワークでスタッフも募集してます。
 すったもんだの末、昨年から新たなホームページとブログを稼働しています。なかなか更新できなくて、いろいろなご意見・ご批判がありますが徐々に改善中です。またハローワークで新たにスタッフも募集しています。経済的な面や色々な面で条件は厳しいですが、同じビジョンを共有して頂ける方を探しています。月末の31日には懸案だった内部のパソコンのネットワークの整備を行い、組版の環境を整えていこうと思っています。遅れ遅れになっていましたが、少しづつ改善していきたいと思いますので、これからもよろしくお願い致します。