第7回心をつなぐコンサート『春野恵子の浪曲一直線』

第7回心をつなぐコンサート
春野恵子の浪曲一直線

プログラム予定
第1部
うたごえサークル“ら・ら・ら”
市民合唱団“ピースコール”
うたごえサークル“ぐみの木”

第2部
争議支援のアピール
派遣切りとたたかう『積水ハウス』の派遣労働者
「不当解雇は許せない!」飛翔館高校の先生たち

第3部
春野恵子さんの浪曲(三味線=一風亭初月)

 ●2007年12月4日(金)午後6時30分 (午後6時開場)
●サンスクエア堺B棟ホール 参加協力券は堺労連まで 主催=堺労連・堺労連女性部
〒590-0074 堺市堺区北花田口町3丁1番15号 東洋ビル3F
TEL 072-221-8384 FAX 072-222-7399

優れた芸術で仲間と連帯
 「だれもが人間らしく安心して働けるように …」という願いを込めてスタートした堺労連女性部主催の『心をつなぐコンサート 』も今回で7回目。派遣切りとたたかう『積水ハウス』の派遣労働者、不当解雇とたたかう飛翔館高校の先生たちを励まし、優れた芸術にふれることで多くの仲間同士の連帯と交流を深めていきます。今回は『浪曲一直線』。「進ぬ!電波少年」のケイコ先生で人気を博したのち、浪曲師となられた春野恵子さんをお迎えしました。「堺浪曲新風亭」で初舞台を踏んだことで堺にもゆかりがあり「快く引き受けてくださいました」と、労連女性部の鈴木さんも、喜んでおられました。

春野恵子さんのプロフィール
 東京都出身。東京大学教育学部卒業。「進ぬ!電波少年」の「ケイコ先生」として人気を博したのち、関西浪曲界の大御所二代目春野百合子に弟子入り。持てるだけの荷物をもって夜行バスに乗り、それも丸坊主で押しかけたエピソードは有名。2006年に堺市の「堺浪曲新風亭」で初舞台。2007年、幸いってん、菊地まどか、曲師の一風亭初月、沢村さくらと「新星浪曲☆新宣組」を結成し話題となる。

フジイ企画にもチラシを備えています。また、メールニュース等で皆さまにもご案内いたしますので、ご連絡下さい。

堺労連女性部『心をつなぐコンサート』アーカイブ*********** 
第10回 2012年12月21日 『松浦由美子12月に歌う』
第9回 2011年12月16日 『津軽三味線とケルトの笛』
第8回 2010年12月24日 『虹の空の下で平和を歌おう』
第7回 2009年12月4日  『春野恵子の浪曲一直線』 
第6回 2008年12月5日  『つながり・ひびき。ゆらぎ』
第5回 2007年11月30日 『いま、この時代をいきる』



インターン生と岡田ひでき議員(富田林市議会)を訪問

10月20日の夕方、富田林市会の岡田ひでき議員を市役所の議員控室に、今年の夏、インターンシップ学生として研修に来ていた帝塚山学院大学の土肥さんと再び訪問することになりました。他にフジイ企画の美穂ちゃんと私と3人で合流して、広報誌づくりについて意見交換をしました。

『岡田ひでき通信』づくりに
市民の目線を

今年の2月に『岡田ひでき』通信の創刊号を発行して以来、第2号の発行の打ち合わせが目的でしたが、 学生さんと同行したきっかけは、インターン中の営業まわりで岡田議員を訪問した際、彼女の市民の目線での意見が新鮮だったそうです。今回第2号の発行に当たっての意見を…ということで岡田議員の依頼で再度の訪問となりました。土肥さんも快く引き受けてくれて、大変貴重な時間を作って頂くことになりました。
美穂ちゃんは、ちょうどこの時『広報富田林』11月号の色校正刷りを市役所に届けに来ていたので、3人で合流して紙面作りの討論に参加しました。

記事の内容と企画を自由に討論しました
 今回のこのような打ち合わせ要請は初めてで最初、大変とまどいました。私たちも制作過程の中で、市民の目線を取り入れた会議は初めてだったので、どうなるかと思っていたのですが、学生さんに来ていただいた以上、あまりしゃべらずに進めていきました。(といっても、途中で電話が入り、私自身退席していることご多く、会話の中身についてはほとんど聞いていません)、その分、彼女らも自由な意見を出せたのではないかと思っています。
紙面企画をする際、内部的にはテーマ出してブレーンストーミングするのですが、色々な立場の人と交わって意見を採り入れた方が、いいものができあがるのは確かです。 でも実際はあまりそんな機会はないので、独自の判断でやってしまうことが多いです。その意味でも新鮮な経験となりました。
結果的に、原稿執筆段階でそれぞれに見てもらって、意見をメールで書く、ということになったようです。岡田議員も新鮮で意味あるものだった、と喜んでおられました。 今後、運営の仕方も工夫して、よりよい広報物づくりに生かしていけたら…と考えています。

インターンの学生さんとこんな形で再会できて、紙面について交流することになったのは、うれしく思っています。ただ、なかなか目配りもできす、いつも報告するのが遅くなってしまってご迷惑をおかけしています。鋭意努力し、いろいろ改善していきますので、また皆様も、ご意見下さい。

「2009年インターンシップ関連NEWS」CONTENTS
「大学インターンシップの学生がフジイ企画に」
 http://www.fujii-net.com/?p=106
「インターンシップを終えて…学生の感想より」
 http://www.fujii-net.com/?p=107
「インターン生と岡田ひでき議員(富田林市議会)を訪問」
  http://www.fujii-net.com/?p=108
「『インターンシップ実践フォーラム2009』に思う」
 http://www.fujii-net.com/?p=112



インターンシップを終えて…学生の感想より

フジイ企画での10日間は、私にとって大変貴重な経験になりました。
帝塚山学院大学文学部現代コミュニケーション学科3回生(女性)

 インターンシップ初日、予想以上にットホームなフジイ企画の社風に驚きました。
社長との距離が非常に近く、なにか疑問があればすぐに聞けるほどです。 私が今まで経験してきたのは飲食関係のアルバイトだけで、打ち合わせ、パソコンでの作品の編集、営業など、どれも体験したことがありませんでした。
フジイ企画では、どの仕事にも横につかせていただいて、多くの作業を見学、体験できたと思っています。

社長は、よく印刷やデザインについての知識を私たちに熱く語っていただきました。
専門用語が並ぶと頭が真っ白になりましたが、どんな作業をしなければならなくて、どんなトラブルがあるのか、今までにどんな仕事を達成してきたのか、など全てではありませんが少しずつ理解できたと思います。
会社のあの雰囲気は社長が作り出しているから、こんなに実習しやすいのですね。

営業では、濱元さんに営業の基本を少しずつ教わり、市役所や生協、市水道など、なかなか行く機会のないところへご一緒させていただきました。濱元さんはどこへ行っても笑顔で、誰とでも話をふくらませていて、ものを広く知ることがどれだけ価値のあることかを教えてくださいました。

小川さんには、広告会社の視点で、というテーマで課題もだしていただきました。
プロのデザイナーさんにお話を伺えたのは、本当にいい経験になりました。   「夢をふくらませながら、自分なりに書いて下さい」と言われたので、硬くならずに楽しむことができました。

岡田さんとは、いちばん長く同じ時間を過ごしました。   毎日、そうじの仕方やパソコンの操作などをわかりやすく指導して下さいました。   ちょっとしたことでも優しい言葉をかけてくれた岡田さんに、不安だらけの私は何度も励まされました。

野込さんとは、ほんの2日間しかお会いできませんでしたが、気さくに話し掛けていただいて、実際私が働く職場にもこんな先輩がいてくれたら…と思ったほどです。

おひとりおひとりが丁寧に指導してくださるフジイ企画。   ここに応募して、本当によかったと実感しています。
本当にありがとうございました。

自分にどういう仕事が向いているのか、 考えるきっかけに
近畿大学法学部法律学科3年生(女性)

研修内容
営業に同行させてもらったり、資料作り、事務作業まで、幅広く研修をしました。営業まわりでは労働組合の事務所や教職員組合の事務所、議員の応援事務所などを訪問することができ、とても勉強になりました。資料作りではパソコンでの作業で難しいところもあったのですが、わかりやすく教えていただいて、いろいろな操作の勉強になりました。
研修結果の感想
インターンシップを終えて、今まで知らなかったことをたくさん知ることができたと思います。例えば営業まわりの大変さや、パソコンの操作の仕方まで、勉強になることが多かったです。また、自分にどういう仕事が向いているのか、 具体的に考えるきっかけになりました。その結果、自分は事務的な作業よりは動きまわる仕事のほうが向いているのではないかと思うようになりました。また、実際に就職すれば自分の好きな仕事ばかりができるわけではないと思うので、その点では苦手な仕事でもやらなければならないという忍耐力を得ることができたと思います。今回のインターンシップで得たことを教訓にして、就職活動をしていきたいです。いろいろ不真面目な点も多かったと思いますが、11日間お世話になりました。ありがとうございました。(インターンシップ実施報告書より)

8月28日参照  大学インターンシップの学生がフジイ企画に

「2009年インターンシップ関連NEWS」CONTENTS
「大学インターンシップの学生がフジイ企画に」
 http://www.fujii-net.com/?p=106
「インターンシップを終えて…学生の感想より」
 http://www.fujii-net.com/?p=107
「インターン生と岡田ひでき議員(富田林市議会)を訪問」
  http://www.fujii-net.com/?p=108
「『インターンシップ実践フォーラム2009』に思う」
 http://www.fujii-net.com/?p=112



大学インターンシップの学生がフジイ企画に

  8月20日から24日までの約2週間、フジイ企画にとっては初めての大学インターンシップ生が研修に来られました。当方にとって、今回のこのようなインターンシップの受け入れは初めてで、この2週間はこちらにとっても大変な緊張と勉強の連続でした。雇用開発協会のインターンシップ報告書を見れば、受け入れ企業の多くは大手企業であり、受け入れ態勢の整っていない当社にとっては試行錯誤であり、あとで振り返ってみて、かなりきわどいことをやったな…と思わないでもありません。ただ、これからの方向性に大きな教訓を残してくれたことは間違いなく、よい体験をさせて頂きました。

大手に負けないシステムと理念を追求したくて
 2009年は様々な目標を定めてきましたが、そのなかでも本年のトピックは 富田林市の『広報とんだばやし』の落札で、 営業力の強化とともに、大手なみの業務のシステム化を弱小事務所でできるか、ということが今年の課題でした。もともと下請け的な仕事や『なんでもします』的な仕事の嫌いな私として、少人数であっても、大手並みにいかに充実した経営と充実感がもてる仕事ができるかということが念頭から離れず、目的意識の共有・拡大のため、何か違った展開を…と年初に思いついて登録していたのです。

学生のエントリーシートに感激しました
ただ、経営者としての私の不徳のなすところは甚大で、これまでも今も、なかなか仕事が安定せず、現実ばなれした営業方針と夢だけが先行しているフジイ企画なので、経営的にも相当厳しく、体制が整っていたわけでもありません。それに登録したものの、当社のインターンシップに応募する学生などいないと思っていたので、今回2名の大学生からエントリーの申し入れには驚きました。最初は躊躇したのですが、受け入れの決定的な要因としては、エントリーシートの内容が前向きであったということもさることながら、当社の経営理念(伝えたいこと)をきっちり理解してくれていたことです。『これはバッチリや』と。これは応募学生があったこと以上の驚きでもあり、嬉しかったので、是非取り組んでみたいと思ったのです。

スタッフの活躍にも新鮮な発見を
今回のインターン受け入れは本当に勉強になりました。2名の学生のそれぞれの目的意識の違いをどう把握するか、どう課題を与えるかについて何も用意できていなくて、これまでの生き方(やり方)をぶつけていくしかなったのですが、よくついてきてくたと思います。学生に対しては難しい判断も多少はあったのですが、技術的な課題ではなく、仕事の全体の流れと取り組む意識だけは伝えたいと思って接していました。難しい判断は一人一人の生きがい、働きがいを見極めることでしたが、学生にとって仮にミスマッチな仕事であっても、今後に何か指針を伝えられればいいと思っていたので、工夫もでき、またこちらも学生の仕事に対する考え方を学ぶことができました。
もう一つの驚きは、うちのスタッフ達の働きについてです。学生に対する指導(といえるか)に当たった彼ら彼女らが、日々の通常業務を超えた、別の一面を見せてくれたことです。学生とのコミュニケーションの中で、私が全く意識してなかった『教える力』『根気』『工夫』などを多く発見したことです。指示を受ける側、指示を与える側の立場を変えての意識や行動の違いを眼のあたりにして、超ワンマンな私に取ってこれはかなり勉強になりました。この2週間の経験はまた、うちのスタッフにとっても励みになったのではないかと思っています。
今回のインターンシップ日程は、広報『とんだばやし』の編集工程に合わせて組んだので、スタッフも学生さんもお盆休み返上での取り組みとなりました。研修過程での富田林市情報公開課の皆さんのご協力に感謝いたします。(インターン生からのコメントは次回公開します。)

8月31日公開 インターンシップを終えて…学生の感想より

「2009年インターンシップ関連NEWS」CONTENTS
「大学インターンシップの学生がフジイ企画に」
 http://www.fujii-net.com/?p=106
「インターンシップを終えて…学生の感想より」
 http://www.fujii-net.com/?p=107
「インターン生と岡田ひでき議員(富田林市議会)を訪問」
  http://www.fujii-net.com/?p=108
「『インターンシップ実践フォーラム2009』に思う」
 http://www.fujii-net.com/?p=112



暑中お見舞い「本のしおり2009夏」プレゼント


 暑中お見舞い申し上げます。
 このページも、本当は月最低でも2回は更新しようと、年初に目標を立てたのですが、なかなか前に進まず、いつも皆様にはご無沙汰となっています。
 2009年は、年初からスタッフを増やしたのを機に仕事の方向性と新たな展開を模索しています。昨年の今頃を考えれば規模縮小から一転、難しい判断ばかりで右往左往させられております。この上半期の主な動きとして、営業面では
●2009年度『広報とんだばやし』の年間受注
●営業マンのH君を中心に営業力強化で新規開拓
●自社制作媒体の模索と、受注単価の見直しなど
制作、社内の体勢に関しては
●編集・制作スタッフの増員
●ベテランデザイナーによるインストラクション
●大学のインターンシップ学生の受け入れ
などが今までになかった取り組みです。
 これからは経営に対する一定の方向性や理念がどうしても必要で、ここしばらくは慣れない模索が続くと思います。皆様のお知恵を拝借いたしたく今後ともよろしくお願いいたします。

フジイ企画『本のしおり』  お客様の作品も使わせていただきました
  本年も夏バージョン『本のしおり』を作りました。いつもお世話になった方々やお客様に利用して頂いているいるものです。このページを訪問された方(どなたにも)にも差し上げたいと思いますので、メールその他で御連絡下さい。また、しおりイメージ用に提供していただける皆様の作品も募集しております。(アートポスト139kgカラー刷=6枚セット)

しおりの解説
(左2枚)
はムカイヒロノブさんのイメージ写真によるデザイン。 ムカイヒロノブさんは、総合印刷会社のグラフィックデザイナーとして永年勤めておられましたが近年退職されました。今年5月にフジイ企画の組版システムの不調を改善して頂いたのを機にお世話になっています。以後、新人デザイナーのフォローや、オペレーターの指導のために出社されてます。
(中2枚)堺市堺区南清水町に在住の本郷正範さんの書と絵。フジイ企画に来社されたお客様の作品です。自費出版のご相談を受けたのがきっかけでしたが、ご本人の了解のもと今回このしおりに使わせていただきました。
(右2枚)左から『スペイン・アンダルシアの夕日(岩彩画)』、『シルクロード・長安の夢姫(岩彩)=モデル・沖麻砂美』。(谷村柊丘=フジイ企画ディレクター・現代日本画家)



法円坂法律事務所の30周年を祝う

中小企業経営者のパートナーとして歩む法律事務所
 法円坂法律事務所の開所30周年記念パーティーが、6月12日、ザ・リッツ・カールトン大阪にて開催されました。パーティーは30周年の歩みを振り返る映像と、憲法ミュージカル、三線などのミニコンサートも披露され、ディナー形式で楽しい歓談の時を過ごさせて頂きました。

中小企業運動の牽引役として
 
法円坂法律事務所の方とのおつき合いは、大阪府中小企業家同友会との関わりからです。もう10数年以上前になりますが、当時同友会本部の広報委員をやっていて、本部発行雑誌の検討をしていたことをきっかけに、稲田先生と知り合い、また多くの方と紙面作りを討議していました。当時の私にとっては本部活動は新鮮な経験で 同友会活動を積極的に楽しんでいた時期でもありました。委員会後の飲み会では稲田先生は上杉鷹山など歴史に学ぶ経営、バブル崩壊後の経営について語られ、大きな励みになったことを覚えています。
 法円坂法律事務所は、主に中小企業経営者のパートナー、中小企業運動の牽引役として大阪府中小企業家同友会との関係強化から発展されてきました。 『親しまれる法律相談室』として私たち中小企業の経営者の相談役として、法律的な側面だけではなく、様々な企業文化と関わって歩んでこられました。『法遊会』活動では企業経営者の専門分野からの報告、文化人を招いての講演、会食など、幅広い交流活動があり、また、同友会の日中経済交流研究会からの経験からスタートした中国大連事務所ももうすぐ10年になります。そのため、今回のパーティーでも多くの懐かしい同友会のメンバーと再会することができました。


同友会さかい支部広報時代の思い出
 私と法円坂事務所とのおつき合いは、1999年事務所開設20周年記念誌の発行をお手伝いさせていただいてからです。当時、同友会さかい支部では月刊広報誌を発行していました。支部広報委員であった小西事務局長と知り合いになり、飲み友達にさせていただいたことがきっかけで、以後永く交流させて頂いています。同友会さかい支部の広報は1995年6月~2004年5月までの9年間、『月刊』で発行し続けていました。その間、紙面企画で『経営者の法律相談』などを中心に担当して頂き、大変充実した数年を共にさせて頂きました。 その後、支部広報『SAKAI中小企業家』は同友会が支部からブロック単位へ移行するのを期に支部方針で廃刊になり104号をもって終了しました。当時のさかい支部広報委員会では『新企画は会議のあとで…』というのが伝統で、新しい発想は会議以外の飲み会の中で決められることが多く、広報以外の営業や人事など様々な経営課題もこの場で論議することも多く、充実した期間でもありました。

  交流や学びの中で、日々の営みを研鑽
 
 以後、同友会での交流や学びの中でお付き合いさせていただいた、法円坂事務所だより『The法円坂』も、もう10年となりました。この間、フジイ企画にも様々な動きがあり、歴史を刻み込む中で、30周年誌も手がけさせていただけるようになったことは感無量です。同友会の歴史、法円坂法律の歴史とともにこの10年のバックナンバーは、フジイ企画の活動の歴史(様々な失敗も)でもあります。当方はここに至ってもまだ七転八倒を繰り返していますが、これからも研鑽して、日々の営みを検証していきたいと思っています。



『広報富田林』の思い出と今

 本年度(2009年度)は、富田林市の「広報とんだばやし」をフジイ企画にて受注、制作することになりました。すでに5、6月号を終え、現在7月号の制作を開始しています。前2つの号は納品済みですが、その経験の中で様々な工程上の課題が出ていて、現在一つづつ検証し改善を模索しているところです。

  バタバタ仕事好きの『広報』
 実は、その昔(1980年代後半)大阪の夕刊新聞社の編集局に在職中、労働争議が起きたため4年間仕事が出来なかった時期がありました。その期間、印刷会社から誘われて、羽曳野、柏原やこの冨田林の「広報」を担当していたことがありました。当時は仕事に飢えていたので、新聞社並みのバタバタ仕事が好きだった私にとって、思い出に残る期間でした。

  タブロイド新聞の広報づくり
 1980年当時の組版システムは、まだ電算写植が主流で組版ラインは割付用紙にそって大貼する時代で、整理割付も大変な作業でした。降版直前の大幅な組み替えもあり、「こんなことよそではできんやろ」と自負しつつ、打ち合わせ、整理レイアウトで夜間残業などを結構楽しんでいました。「広報とんだばやし」はまだ単色のタブロイド判で、新聞が好きな私にとってもってこいの仕事でした。

システム統一が最大の課題でした
 今回縁があって、フジイ企画として単独でこの「広報」を受注できたことは、無量の感慨があります。ただ、時代は大きくかわりました。組版ベースはお客様である市役所の情報公開課広報係で、ほぼ完成まで処理できるようになりました。我々の仕事は、中間のパーツ処理、写真補正などのプリンティングディレクションがほとんどの仕事になります。当方として最も苦労したことといえば、市役所との編集組版システムを完全に統一してラインに乗せるといういうことでした。
 今、広報の印刷前工程のディレクションは新人の『MIHO』ちゃんが一人で担当しています。まだ慣れてなくてかなりストレスを感じているようですが、製版、刷版、印刷の知識を急速に吸収して対応しています。



機関紙コンクールに挑戦しませんか


広報委員になったけど…。

編集・手順でお困りではありませんか?

 学校のPTAや地域活動で広報の仕事が回ってきたけど、今までに経験がなくて、手順や編集のことでお困りではありませんか?
 他の仕事と違って、なかなか手をつけられない理由として、他の仕事に比べて、やらなければならない仕事が多いので二の足を踏んでおられる方も多いと思います。サークルのいろいろな行事に参加して、取材して、写真を撮って記事を書く…。そして、それを紙面にレイアウトして、校正して…と、雑多な仕事をこなすには大変な労力を感じておられる方も多いと思います。そういう方は一度ご連絡下さい。

広報委員になったら楽しく記念に残る活動を
 でも広報誌を出すと言うことはそう難しいことではありません。もちろん記事を書いて写真を撮って、という作業はしなければなりませんが、普段、言葉で話題にしていることとを文章に書き記すという技術や写真ななどの技術が多少必要になるだけです。それより皆様が何を記事として伝えていきたいかを考える方が大変かもしれません。ただ、この期間皆様が楽しむつもりでやれば、きっと実りの多い期間になるでしょう。
 会報誌は皆様の活動を人々に情報を伝達するということ以外に、これまでの皆様が奮闘して来られた活動の記録として形に残るものでもあります。回を重ねるごとに皆様の活動の歴史が蓄積されてバックナンバーを見て「あの時は…」と振り返るのも、楽しいものです。

企画・取材に力をいれられるようフォロー
 私たちは、皆様が広報担当者として、そのサークルの最も重要な企画、取材に集中的に力を注いでいただけるようフォローします。その他の整理レイアウト作業はお任せ下さい。ただ私たちは『編集企画』が本業ですが、企画会社と違って『丸受け』はいたしません。なぜなら、発行者はあくまでもお客様であるというスタンスを取っているためです。例えば、機関紙コンクールなどに出展する場合、もちろんレイアウトデザインや文章力も採点基準になりますが、審査員は皆様の活動の活発さ、企画の内容などを重視してます。それは皆様の問題意識と編集部のみなさんの励みによるところです。

編集部の輪づくりからお手伝い…
 私たちは編集部のみなさんとの意思疎通を何よりも重視して、編集部が円滑に動けるようフォローします。一度頑張ってやってみませんか。

編集なんでも相談メール



堺発のミュージカル『炎の街から』

 1988年に堺の空襲をテーマにした演劇「炎の街から」が上演され、大きな感動を呼びました。
 2008年春、『憲法ミュージカル』や『族譜』の鑑賞券普及のとりくみの中で、「堺発のミュージカルがしたい」「22年前のお芝居『炎の街から』を今のテーマでやりたい」という声があがり、再びミュージカルとしてスタートすることになりました。7月から市民に呼びかけて準備を進めた結果、小学生から戦争体験者まで幅広い参加があり、今年2月から熱心なレッスンを始めています。
 この堺発のミュージカルへの取り組みは、草の根の市民が手をつなぐことで 市民参加の文化を広げるチャンス。音楽家・演劇愛好のみなさん始め、文化人・文化団体の皆さんとの連帯を深めること。 堺の空襲と戦争の時代を語り継ぎ、平和の大切さを学び合うこと。 堺の歴史や文化を学べること。 若い世代・子どもたちとともに、文化・平和の仲間の輪を広げることで、命の大切さを学び合おうというものです。是非ご参加ください。

●日 時 7月10日(金)夜6時30分開演/11日(土)昼2時00分開演 夜6時30分開演(開場はそれぞれ30分前)
●入場料  一般2,000円 障がい者・大学生以下1,000円(当日500円増)
●会 場 堺西文化会館ウェスティホール

実行委員会からのメッセージ
堺市民ミュージカル「炎の街から」上演成功へお力添えを。 チケットの販売にご協力をお願いします。預かりで結構です。
○ ポスターを貼り、チラシを広げてください。
○ 公演当日配布するプログラム広告にご協力ください。今回の公演のスポンサーは平和と文化を愛する皆様一人一人です。
 趣旨に賛同の上、よろしくご協力のほどお願い申し上げます。

連絡先/堺市民ミュージカル「炎の街から」実行委員会 堺市堺区北三国ヶ丘1-2 堺教育文化センター内 TEL072-221-6169  Fax 072-223-6115  ホームページ http://sakai-musical.ciao.jp

 



『Workinぱど』に、求人広告を掲載しました。

厳しい不況のなかでも…この仕事を本気でしてみたい方
未経験でもやる気と夢のある方を募集しています。

 私たちは、厳しい不況の中、編集プロダクションとして少人数で頑張っています。仕事は機関紙、会報などの広報誌の編集を中心に、書籍の編集、その他各種のデザイン(ポスター、チラシ類)の企画から版下製作までが主な仕事となります。でも基本的に下請け仕事はしないので、最終的には印刷から製本まで管理してお客様のもとへ届ける最終段階までが仕事となります。

 この業界、経験者には分かると思いますが、はっきり言って長時間、過密労働で賃金も低い業種です。でも、私たちは独自性をもってオンリーワンの営業と技術の形態を作っていこうと模索・奮闘しています。印刷関連産業は不況業種ですが、それに耐え、まだまだ私たちができることはあると信じて業績挽回を図っています。条件はよいとはいえませんが、この仕事に興味を持って右腕になってがんばってくださる意欲のある方を募集します。

必要になる技術  マックによるDTP。EDIカラー、クオーク等の編集ソフト、イラストレータ、フォトショップ等の基礎技術。

私たちの考え方*********
 大阪・堺にある数名の弱小の編集プロダクションですが、特に機関紙、会報などの広報紙(新聞)の編集に力を入れています。広報物は、お客様が伝えたいことを早く、読みやすく、きれいに(デザイン的に)作るかということがポイントですが、私たちが最も重視するのは、意図されたものをいかに迅速に形にするかということです。
 広報物というのは人に『伝達する』という意味で、意思の疎通が最も大切な要素ですが、綿密な内容確認が必要な仕事でありながら、時期を逸せずいかに迅速に作っていくかという、この相反する要素の克服が仕事であると考えています。そのため、私たちは小さいながら外注に頼らず内製を重視し、また基本的に他の会社の下請け仕事もせず、独自の組版システム(単に決めごと)を工夫することに力をいれています。今まで、印刷関連会社で自分のやり方で働いてこられた方から見ると、ちょっと異質でやりにくいかもしれません。
 私たちは多く形態の印刷関連産業が乱立する中で相当厳しい状況に追い込まれていますが、自らの特徴は何か、何を得意とするかを自問しつつ、この業態の隙間を狙って頑張っています。