『三国の丘からの風』第9号(2012年夏号)ができました!

 暑中お見舞い申しげます。

『三国の丘からの風』2012年夏号(第9号)がようやく完成しました。間もなく皆様のお宅にお届けします。

 創刊が2010年7月なので、ちょうどまる2年が経過したことになります。これまで1・4・7・10月号として3か月ごとに発行しておりますが、前回(第8号)からは春号・夏号として表記だけ改めました。「季節感がない」というご意見もあり、また皆様からの情報を多く扱えるように、春夏秋冬ということで発行時期に多少の柔軟性をもたせました。三国丘中学校区という本当に狭いエリアに限られた地域の交流紙なので、他のタウン誌にないより身近な情報の交流を…。

1面【特集】

榎「国民学校」の卒業生が65年経て初の同窓会
2面
○【街のサークル紹介】昨年 区から奨励賞を…「いろいろの公園をめざす会」
○【地域の先生方訪問】
○笹に願いを…なかよし保育園で七夕飾り
○店舗を無料開放 コンサートなどで地域交流「ルネッツタカラヤ」
3面 皆様のお仕事紹介【今日もこの街で・・・】
○優しく・丁寧に・ゆったりと/フェイシャルサロン『オアシス』
○「かかりつけ薬局」めざし…/『けやき薬局』
○分け合いながら味わって/『とんかつ 立花』
4面
○品質の良さを手にとって『大阪刑務所作業製品(CAPIC製品)常設展示場』
○【こちら三国ヶ丘の交番で~す!】
○【けやき通りフリーマーケットを開催のお知らせ
○【編集後記】 
 
『三国の丘からの風』2012年夏号(vol.9)は「けやき通りまちづくりの会」もしくはフジイ企画にあります。バックナンバーもありますので、いつでもご連絡くださいね。本紙はフリーペーパー(無料)です。
 
スポンサーシップのお願い この『三国の丘からの風』は地域の活性化と町づくりを目指して、三国が丘中学校区という非常に狭いエリアで配布されています。発行継続していくためには皆様のご意思とご協力が不可欠です。スポンサー(広告出稿)としてご協力いただける方がいらっしゃいましたら同時に募集しておりますので、よろしくお願いいたします。
 
『三国の丘からの風』に関するお問い合わせは
フジイ企画内「三国の丘からの風 制作部」まで
堺市堺区柳之町東1-1-7 A203  Tel072-227-2790
Mail info@fujii-net.com  フジイ企画HP http://www.fujii-net.com



活字の大きさの感覚をつかもう [編集ミニ講座](12)

 本文で使用される日本語の文字の大きさは? 

 日本語の本文用の文字の大きさは媒体の違い(新聞、雑誌、書籍)にもよりますが、11~14級(8~10ポイント)が主流です。…とお答えするのですが、そもそも、その大きさの感覚わかりますか?
 文字の大きさを示す単位は、現在はオフセット印刷(平版印刷)が主流なので、「級」「ポイント」などの単位が使われます。今皆さんが使っているDTPソフト(イラストレータやインデザインなど)では、このいずれかではないでしょうか。
 『インチ』か『センチ』の違いが
 この基本単位は度量衡の基礎が『インチ』か『センチ』かの違いで、1ポイント=1/72インチ。1級=0.25mm(1/4mm)となります。「ええっ、そんなん覚えられへん」ということですが、これは基本知識として知っておくだけでいいのです。ただ「級」については私たちがよく使うセンチが基本なので計算するなら、たとえば『10級の文字といえば0.25×10=2.5mmか』ぐらいは知っておいた方がいいでしょう。
 
 パソコン作業で退化!?した「大小」感覚
 それより大事なのが、この活字の大きさの感覚です。たとえば9ポイントの文字ってどのくらいの大きさか、感覚でつかめてますか? 最近の会報紙や機関紙で、本文文字が必要以上に大きすぎたり、逆に小さすぎて読みにくいものを多く見かけます。その主な理由は、パソコンの普及によるDTP(デスクトップ・パブリッシング)が原因だと考えられます。今の編集組版現場を見てみると、レイアウト全体や、写真の配置、文章校正などの全ての工程がデジタル化されています。その中での細かい作業はPCの特徴である「拡大縮小ツール」を使って作業されているせいで、実際の大きさが分からなくなっているのでは…と思われます。
 
 「割付用紙」を使って作業するのが大事
 私たち本業ですら、編集の基本である割付用紙によるレイアウトをせず、いきなりパソコンに向かうことが多くなっているので大きな反省材料です。この感覚を養うためには、編集・組版に際しての基本である紙の『割付用紙』に立ち戻り、実際の大きさの紙面を念頭に、読みやすい文字の大きさを決めていく作業が不可欠だと考えています。字の大きさは『級数表』などをたえず見て感覚的に覚えていきましょう。

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実際の紙面で見出しを変えてみる [編集ミニ講座](11)

  見出しは記事の内容を一目でわかるように見せるものです。そのため、一目みてどんな事が書いてあるのかを理解してもらわなければいけません。短すぎると情報が少なすぎて意味がわかりにくいし、長すぎると一読できないので読み飛ばされてしまうかもしれません。新聞の一般紙だと、記事の大きさにもよりますが、メインの見出し(主見出し)8字、袖見出しが10文字程度が基本になっています。ところで…。(ま)

 
実際の紙面を反省材料として見ると…
 写真左は、実際に当社で製作をした、まちづくりのためのコミュニティ紙のトップ記事の見出しです。実はこの見出し、小さい見出し(脇見出し)とメインの見出し(主見出し)を逆にすべきだった、と発行・配布後に検討会議で意見がでたものです。
 これは、小さいお子さんのいるお母さん達が、自主保育を始め、子どもたちへ出し物をしたのをきっかけに本格的な人形劇団を立ち上げ活動している、という記事でした。
 そこで見出し案として出たのが「きっかけはママ友同士の自主保育からスタート。本格的な人形劇団に…」というものでした。
 
視点を変えると見出しも変わる
 この紙面はお母さん達の活動を紹介する広報ではないので、「本格人形劇団(WHAT)」をやっているということより、「なぜ(WHY)」というところを大きく扱うほうが、より興味深く、目にとまりやすい見出しになったかもしれませんね。…ということで、同じ見出しで主見出し、袖見出しを入れ替えて作り直してみました。実際は発行してしまっていたので「あとの祭り」なのですが、見出しの表現方法についても検討会議でいつも議論しています。
 
★昨日郵便局に行ったら、涼しげな暑中ハガキが色々並んでいました。今年はどんなのにしようか、まだ決めかねています…。
 

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罫線(ケイセン)はどんな風に使えばいいの? [編集ミニ講座](10)

  新聞形式の特徴は、いろんな種類の記事を一つの紙面に掲載することができることですね。いわゆる報道記事、連載コラム、ルポ、小説など一つの紙面の中に種類の違った記事を同時に掲載できるのです。そのため、記事と記事の境目をどうするかということ、またいわゆるコラムとして一つにくくるなど、紙面全体をメリハリのあるものにする必要がでてきますね。

 そこで罫線(ケイセン)の登場ですが、罫線のおもな目的は、記事と記事を仕切ることです。たとえばコラム等の囲み記事(ハコモノ)の時、ハラキリ防止の仕切り罫、見出し直前の罫線など、用途によって選択肢が結構多いです。さらにデザイン的な側面もあって、実は、罫線の使い方では私たちも結構悩むことが多いです。
 
 
記事のアクセントになるような工夫も…
 一般的には、太い線や途切れない線などは関連の無い記事を強く分ける効果があり、反対に細い線や途切れた線などは軽く分る要領で使います。記事の内容によって、華やかな線とシンプルな線を使い分けるようにしましょう。
 中には太い模様のそれだけ見たら結構楽しいケイ線もありますが、いずれにしても、あまり太い罫線は記事を締め付けてしまいますので「記事の分類をわかりやすくする」という本来の目的を逸脱しないよう注意する必要があります。
 同じく罫線の種類で棚線(タナケイ)という段間を仕切る罫線もあります。これにはいくつかの決まりごとがあります。ちょっと説明がややこしいので、またの機会ということで…。
 

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編集作業の現場で、原稿入稿から編集の実作業を学ぶ

建設ひょうごの現場で学ぶ
 7月4日(水)、兵庫県土建一般設労働組合の機関紙「建設ひょうご」の編集作業に、今回は私が同行いたしました。
 先月の記事でもご紹介しましたように、お客様のところでの出張割付のお仕事です。現在フジイ企画では、入稿時からパソコン上で紙面を作ることが多く、こういった執筆から入稿処理作業ができる機会はあまりなかったので、とても良い経験になりました。
 私は、入社する前は、デジタル作業よりも割り付け用紙を使った編集作業の方が中心になると思っていたので、実際にその現場を体験することができて勉強になりました。
 紙面作りもデジタル化が進み、便利な面もありますが、長時間のパソコン作業は健康にも良くなく、分業がしにくいといった側面もあります。
 今回担当してくださった兵庫土建の平井さんともそういったお話をさせて頂き、まだまだ学ぶべき事はたくさんあると感じた一日でした。ありがとうございました!(な)
 
徹底したプロ意識をもって仕事を確立するために [厳しいご批判にこたえるために]
 兵庫県土建一般労働組合では2か月にわたってお邪魔して、ご迷惑をかけました。と同時に大変お世話になりました。また前回ブログに対する厳しいご指摘、ご批評ありがとうございます。
 現在の私たち印刷関連業者の、組版から降版までの製作ラインがいかにアマチュア化しているかという証左ですね。
 パソコンを使った組版が誰にでもできるようになったおかげで、プロとアマチュアの差が分かりづらくなってきた、というよりアマチュアのままでも仕事ができるという「感違い」ですよね。ミス、ロス管理を含めたプロとしての仕事の仕組み作り、明確な基準を理解することを目的に、今回2回にわたって同行させることになりました。実作業でお忙しい中、ご指導・ご協力ありがとうございました。(F)



紙面にメリハリをつける…責任重大な編集者の視点 [編集ミニ講座](9)

 
左右の紙面、同じ記事内容に見えますか?
  複数の写真や記事を同じ大きさで配置すると、もう皆さんご存じのように当然、アクセントのない「写真アルバム」のような紙面になっていまいますよね。そこで編集者は読者の視線を意識して、その時の記事・写真内容に価値判断を加えてて、紙面の中で伝えたいポイントを考えるのですが、その時、記事・写真に大小をつけてアクセントとメリハリを考えていきます。ところが…
 
写真の大小・見出しの付け方…編集者の視点と恣意性とは
 上の例は、同じ記事を使って同じ写真を同じ枚数使っていると仮定して紙面を組んだものです。写真の扱い方(大小)・見出しの付け方によって記事内容がどのように推察できますか? もちろん見出しの内容は記事に記述されていないことは書けない決まりになっています。編集者は記事に見出しをつけたり、写真の優劣をつけたり…という判断、結構恣意的にしていることが分かります。
 
編集者によって紙面がかわります
 私たちはメリハリをつけた見出し、レイアウトと簡単に言っていますが、様々な編集上のタブーと称されるものに支配されてるとはいえ、こう見ていくと編集者の意図はかなり重大ですね。いい紙面とは何?ということも考えた方がいいかも。
 これ、はじめに書き始めたことから言えばかなり脱線です。本当は紙面の作り方は様々で写真の扱い一つでも大きく変わる、ということを言いたかっただけです。
 
★昨日は日差しが強くて暑かったですね。これからの季節、熱中症に注意しなければ…!
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『5W1H』さえ守っていたらすべて『いい記事』!? [編集ミニ講座](8)

  『記事の書き方』について…という質問に、いつもお答するのは「『5W1H』、これだけは守ってくださいね。」それのみです。それ以外のお答をしようとすると当方でも結構困ってしまいます。『読んでもらえるような記事の書き方』などという質問は、さらに難しいです。

『5W1H』とはつまり、When(いつ=日時など)、Where(どこで=場所)、Who(誰が=人物など)、What(なにを=目的・行為など)、Why(なぜ=原因・理由など)とプラスHow(どのように=様子・手段・状態・方法など)です。記事に必要な要素はこれだけでOKです。
 
『5W1H』は必須なだけで価値判断は別
 ただ、別の角度から言えば、この『5W1H』は必須条件ですが、順番はどうでもよくて、さらにどれが一番重要ということもありません。しかし等価でもありません。全部必要なだけです。これを全部書いてあれば読む人は、大方のことを正しく知ることができます。そういうのを一般に「いい記事(正しい記事)」と言ってるだけだと思います。これがフジイ企画流の解釈です。
 では一般的にまずい記事、「何が書いてあるのかわからない記事」とは何か?、これも簡単で、この『5W1H』のどれかの要素が必ず抜けているのです。これは、書き忘れのほかに、『故意』であるケースも多いのです。友人たちのメール交換には当事者間だけでわかる暗黙の了解があり、それはこの要素のいずれか、若しくは複数要素を意図的に欠落させているわけです。友人同士のメール交換やブログなどでも、他人がみたら「わけわからん」という記事が多くあります。「主語が抜けている」などという言い方もよくしますね。
 
『5W1H』のそれぞれの価値を変える要素を
 まず、人に『伝えよう』とするならこの『5W1H』をきっちり守ることだけでOKです。しかし記事が『面白ないやん』ということがあれば、これは『5W1H』価値を変える内容を書くということです。つまり、『誰』(噛みついたのは犬ではなく人間)か、『いつ』(真夏に暖炉でパーティ)か、『どこ』で(無人島での商談) …ということですね。『5W1H』は等価ではないといったのはこのことです。要するに面白い記事は要素の価値の問題で、書き方の問題ではないということだと思います。

 

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こんな『編集講座』ってあり?かな [編集なんでも談話室]

 『ミニ編集講座』なるものをわが「事務所だより」にスタートさせて2週間。読者の皆様にとってどうだったでしょうか。
 書店に行けば、新聞編集や広報企画のマニュアル本も多く出版されていますね。でも、私としては『マニュアルに忠実に…』ということができません。というかマニュアルで動けないのでしょうね(我がヘンコの職人デザイナーと共通か…)。今回、スタッフが作成した質問事項に対しては、ほとんど原典なしでお答えしているケースが多くて、マニュアル本と相反する主張があるかもしれません。
 
『編集上のタブー』ってなんだ!?
 ところで、当社のお客様は、自らの参加する団体の広報や機関紙コンクールに出展されるケースも多いのですが、その出展作品に『編集上のタブー』を指摘されることがしばしばあります。そのタブーというのは「記事の流し方」「写真の扱い」などに関する新聞組版のセオリーから来るもので、当然私たちもそのセオリーに従って日々業務を行っています。
 
あんまりカタに嵌められたくないですよね
 要するに「そうすると見にくい、わかりづらい、おかしい」と『いわれている』ことが論拠の中心になるのですが、私たちが「あたりまえ」と理解した場合であったとしても、突き詰めると、実はその解釈があいまいであったり、論拠自体が明らかに間違いであったりします。そうなると「タブーの要件」自体が変わってしまうのです。
 私は『タブー』という言葉自体好きではありません。そういう論評には必ず『論拠を示せ』とつい反論したくなり、実際、当社ブログで反論したこともあります。そういう無批判に「カタに嵌められた」論評には、お客様以上に私自身が反応してしまいます。
 
新しいものはセオリーを超えて…
 そもそも日本の新聞(広報)百数十年の歴史で、日本の新聞は、独自の進化をしているような気がします。見せ方、読ませ方の技術はこの100年ですごく進歩したように思われます。その技術の複雑さのせいで、様々な編集上のセオリーが生まれ、タブーが生まれてきたわけで、決して間違ったものではありませんが、その進化は今でも止まったわけではありません。いい紙面づくりへの挑戦はいわゆる『タブーへの挑戦』であるのかもしれません。
 
 こんな独断的見解、どうなんでしょうね? 実例を示せず、わかりづらかったかもしれませんが、でも、本当の職人さんは超ヘンコに現実を改良しているとは思いませんか? 皆さんのご意見をお願いします。



写真のトリミング第2弾。編集者は編集意図をきっちり持って [編集ミニ講座](7)

 

 前回(6月21日)は紙面構成上の写真の選択というお話でしたが、ここでカメラマンと編集者の立場(視点)の違いということに触れました。広報紙を構成する要素の一つは写真。写真の選択については、結構もめることが多いので、編集者はどういう立場で写真を選んだらいいのかというお話しをもう少し。

 
もめる元は撮影者と編集者の意図の違い
 撮影する人と編集する人が同じならいいのですが、違う場合「こっちがいいのに。なんでこうなるの!」とよくやってます。こんな時は、よく写真単品の構図やデザイン力・デザイン解釈の問題と勘違いするのですが、実際は撮影者(出稿者)の意図と編集者の編集意図の違いが一番大きいのです。文字原稿、写真(イラスト)、紙面構成を考えて決定する時、編集者はこの紙面で伝えるべきことを意図して、紙面全体の構成の中から写真選び、トリミング(上の写真のように単純ではありませんが)を考える視点を持つことが一番大事です。
(同じ写真を多用してすみません)
 
 今、PTA広報紙は1学期終了号の編集時期で、フジイ企画もちょっと追われています。PTA紙は年に3回発行されるケースが多いのですが、バックナンバーを見たときに何学期に発行されたものか、一目見ただけで分かるような季節感のある写真をアイキャッチに使うなど、紙面作りに工夫を…。
 

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見出しに「!」「?」マークをつけちゃだめなの? [編集ミニ講座](6)

 見出しの役割のひとつは「本文を読まずに中身がわかるもの」であるため、一般的に見出しは、言葉のみで驚きや疑問を表現するのが良いといわれています。限られた文字数で、いかにインパクトのある表現をするか、というのが良い見出しのポイントです。例えば「敵地で圧倒」「完全復活なるか」など文字表現のみで『!』『?』は使いません。使うスペースがあるなら文字数を増やすかポイントを上げて見やすくします。

 ただ、あまのじゃくなフジイ企画では、見出しの情緒的効果(!?)の側面を考えたり、キャッチコピーとして考えるなら、場合によっては有効な表現方法の一つとして、たまに挑戦することがあります。例えば、ヨコ見出しで、
『完成じゃ!チクショー!!!!!!』
これ、facebookの友人がウォールで使用したもの(ちょっと変更して転用してます。気付かれた方お許しを)ですが、これを新聞記事のヘッドに使ったらどうでしょうか? この記事読みたいと思いますか? でもここまで新聞でやれば面白いと思いませんか。
 コンクールの審査員からまたクレームが来そうなのでこれくらいにしておきます(笑)が、一番良くない、スペースが余ったので入れた〝なんとなくの「!」マーク〟はやめましょう。
 

★毎日ムシムシ暑いですね。皆さん体を壊されないようご注意くださいね。わたしも作業に熱中していると水分補給を忘れてしまうので、気をつけないと…。 

 

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