大学インターンシップ研修が始まりました

 はじめまして!約2週間、よろしくお願いします

 昨日8月6日からフジイ企画でインターン生としてお世話になってます大阪観光大学3回生の樋口友佳子です。これから一週間ちょっと、毎日インターンの内容をブログでお伝えします!皆さんに楽しんで見てもらえるよう頑張ります♪
 
 今日は初出勤日!最初は、Illustrator, Photoshopを使って、このインターンシップブログのタイトル作り。高くて学生の私では手が出せなかった憧れのソフトに、テンションはMAX!・・・しかし、その壁は高く、1日で出来るものではないと分かっていたのですが・・・線がなめらかに描けず、がたがたで妥協。(泣)でもその後自分の下書きをスキャンしたものの方が断然きれいなことに気づき、二度目の妥協。(笑)熱心に教えてくださったのにすみませんでした・・・m(_ _)m

午後からは、谷村先生の
毎月恒例、社内研修に参加

先生が熱心におっしゃっていた、「どんどんIT化していく社会だからこそ、手で作ること、ハンドメイドの大事さを忘れてはいけない」ということと、「デザインは、暮らしに沿ったものがウケる。だから、センスを生活の中で意識的に磨こうとすることが必要」というお話。どちらも教訓のような、大事なことだと思いました。私も、「手で作る」ということはこだわっている方で、多趣味の中のひとつで、洋裁をします。服を作るのが好きで、素材選びから始まり、どんどん完成形に近づいていくのが楽しくて楽しくて!自分で作ると愛着もわきますし、値段も格安です(*^^*) 広報誌作りも、服作りも、何かを「手で作る」というのは、そのものだけでなく、思いや温かさも詰め込まれていて何だか素敵だなあ、と思いました!

初回から長々とすみません(>_<)このような形式で、私のことを間に挟みつつ、連載していきたいと思います♪

最後に、このタイトル「夢への一歩」について。実は私、将来小さな雑貨屋とカフェのお店を開きたいと思っています!ここでこんな宣言をしてしまったので、叶えないわけにはいきませんね(*^^*)笑 こんな樋口ですが、皆さんどうぞ暖かく見守ってやってください。よろしくお願いします!

写真=「インターン2012『夢の一歩』」題字を製作中。

「インターンシップ2012NEWS『夢への一歩』」CONTENTS
第1号「大学インターンシップ研修が始まりました http://www.fujii-net.com/?p=216
第2号「コミュニティ紙をテーマに新企画を http://www.fujii-net.com/?p=217
第3号「早朝営業会議で『戦略?』を考える http://www.fujii-net.com/?p=218
第4号「営業外出で貴重な体験 http://www.fujii-net.com/?p=219
第5号「紙面について地域の発行者の方と語り合いました http://www.fujii-net.com/?p=220
第6号「『健康食』をテーマに取材活動へ http://www.fujii-net.com/?p=221
第7号「応援して下さった皆様に感謝!! http://www.fujii-net.com/?p=222



見出しの繰り返しはタブー、でもネットではOK!? [編集ミニ講座](15)

 見出しの繰り返し表現はやめましょう
 何といっても見出しの役割は記事に読者を引き付けることです。限られた文字数でいかにインパクトのある表現をするか…というのが良い見出しのポイントだと以前お伝えしました。そのためには、無駄な部分を省きながら練り上げていくことが必要です。
 
 無駄な部分とは何でしょうか。たとえば同じ言葉が繰り返されている場合…「校区の治安を守れ!校区内の見回りを実施」「治安のため安全委員会を設置」このような場合、どちらも言葉が重複しているか意味が重複していてくどい感じです。「治安を守れ!校区の見回りを実施」「安全のための委員会を設置」などにした方がすっきりとわかりやすい見出しになります。これは見出しに関わらず、一般的に説明文などを書く時にも同じですね。
 
 でも、「砂漠に人・人・人」のように、あえて繰り返して強調したい場合もあります。(なぜなら普通、砂漠にラッシュはないもんね。=編注)無駄な繰り返しは読みづらいですが、「リズム」「語呂」の良さを生む繰り返しは、読みやすい見出しの要素になります。ところで…
 
HPづくりではこの『見出し論』は通用しません。
 ところで、困ったことにホームページ製作を受注した場合、我々の見出し感覚は通用しません。なぜならネットでは『読まれる』という以前に『探し出される』ということが最低必要条件だからです。つまりインターネットではきれいなページ、読みやすいページより、まず『SEO(検索エンジン最適化)』にかなうページ作りが前提となります。そのため、我々がいわゆる「見出し」にあたるタイトル部分にタブーとしている『繰り返し』をつかったり、言葉のリズムや流れより『汎用性のある言葉・表現』を重視したページ企画を行うこともあり、製作会社との戦術会議ではこの『表現方法論』が一番紛糾することです。
 
ちょっと整理すると
フジイ企画のスローガン(ネット以外)
本当に伝えたいことを伝えられる形に… 編集プロダクションフジイ企画
初期のころのHPタイトル(2002)
フジイ企画のホームページへようこそ
SEO対策後のHPタイトル(2007~)
広報誌・学校新聞の作り方、PTA新聞・社報・機関紙作りのお手伝い/編集プロダクション フジイ企画(大阪)
となり、あまり美しい表現ではなくなってしまいます。
 
楽しい「見出し」を画像で生かしてSEO対策
 ちなみに当社のHPでは苦肉の折衷案で、SEO対策上の文字タイトルに、見出し効果を補強するためにデザイン文字画像を採用したりして見出しとして補強し、より読みやすいページづくりを考えています。(イラスト)
製作例=当社HPの「広報誌の作り方講座」参照。


本文の「行間」と「読みやすさ」を考える [編集ミニ講座](14)

 

  行間についてですが、基本になる文字のサイズによって行間は変わってきますが、新聞の場合、本文行間は半角(本文横サイズの半分)あける、というのが基本になっています。つまり、13級なら行間は6.5級、14級なら7級です。新聞などではそれがいわゆる「読みやすい」とされているわけです。

 私たちはの両方足して『歯送り』という単位を使います。『歯送り』とは行頭から次の行頭までの距離のことを言うので、先ほどの13級なら歯送りは13+6.5=19.5級となります。14級なら21級です。我々略して「本文14の(歯)オクリ21でいこか」などと言っています。
 
でもこれって、すべてに当てはまるのではありません。
 ところで、この行間「半角アキ」という基準は、繰り返しになりますが、新聞の本文でのことで、同じ新聞でもヨコ組みや、写真説明(エトキ)ではまったく違います。写真説明ではほとんど行間はベタに近く、14級に対して2級ぐらいの行間(つまり歯送り16級)の方がまとまって見やすいということもあります。「なんでや」といわれると写真に対して「間延び」するから…などとお答えしています。
 
『行間を決める』とは『読みやすさ』の基準をきめること
 言ってる本人にもよくわかりませんが、「行間を決める」とは読み易さ、見やすさの基準を決めることですよね。本文の文字が多い部分では行間が広い方が読み易いですが、先ほどの写真が中心なら説明は字数も少なくサイドの役割であり写真の障害になっては困るからつめる…という判断です。
 
 読者に対してどうか…以外の基準はありません
 ましてや新聞以外の媒体、書籍やパンフレットになるとまた全く違ってきます。(フジイ企画の基準では)たとえば書籍は最低でも六分と一応決めています。書籍は文字が主流でそれが何十ページにも亘るという前提で、読書時間を勘案して行間と文字のポイントを考慮することが最も重要になってきます。また反対にパンフ類はビジュアルが中心で短時間勝負なので、先ほどの写真説明と同様、行間より紙面全体が拡散しないよう工夫します。
 
 つまりは、常に「読者に対してどうか」というのが「唯一」の判断材料です。その上でもっと「読みやすい」「疲れない」表記法の黄金律があるかも…と模索中です。フジイ企画流は「教科書ではなく常に根拠を示す」こと以外の決まりごとはありません。

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堺市堺区柳之町東1-1-7 A203  Tel072-227-2790
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地域交流紙『三国の丘からの風』が創刊2周年です

  堺市の三国丘中学校区内という非常に狭いエリアから地域の活性化を目指すコミュニティ紙『三国の丘からの風』(季刊)が、おかげさまで今月発行の2012年夏号(第9号)で創刊より丸2年を迎えました(けやき通りまちづくりの会発行)   

 このコミュニティ紙の本来の趣旨は地域のいわゆる「まちづくり」「活性化」を目指すという大目的があり、「商店」「工場」を含めた様々な方々との交流を通じ、本来の意味での地域(経済)再生を目指しています。
 
 創刊当初は「こんな狭い地域で続くの?」「取材スタッフが集まるのか?」という声も出て、不安だらけのスタートでした。しかしこの2年の間に地域の編集スタッフも増え、内容も号を重ねるごとに改良され、知名度も少しずつ高まり…今では記事を載せて欲しいという掲載依頼も頂けるくらいになりました。
 
 ■『三国の丘からの風』バックナンバーのPDF版を差し上げます
 それに伴ってバックナンバーが欲しいとのお問い合わせも頂いていますが、古い号ではもう在庫がないものもあり、またPDFで欲しいという声もありましたので、この度「三国の丘からの風」の全号のPDF版を作成しました。必要な方は送付先、必要号数をご記入の上、メール、facebookのメッセージなどでご連絡ください。
 
 ■住民との交流に結びつく広告出稿のお願い
 『三国の丘からの風』の編集・制作費はすべて皆様の出資(広告)にてまかなわれています。今後も紙面の維持発展の為、ご協力頂ける方を募集しています。1枠(38.5×45mm)8,400円、広告のデザイン料は無料です。原点は、何よりも地元で営業されているお仕事と地域の皆様との交流です。
 また広告とは別に、お仕事紹介や近況・イベントの記事なども紙面で随時募集していますのでご利用下さい。
 
 ■『三国の丘からの風』に関するお問い合わせは…
フジイ企画内「三国の丘からの風 制作部」まで
堺市堺区柳之町東1-1-7 A203  Tel072-227-2790
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フジイ企画NEWS、『facebook』でもよろしく。

暑中お見舞い申し上げます
 暑いですね。7月は夏休みに向けての仕事のほか社内での色々な動きもあって、ちょっとご無沙汰しておりました。

 この6月から『私たちの仕事に対するスタンスの紹介とお客様にお役立ち情報を…』ということで読者のための「編集ミニ講座」をブログ経由で立ち上げましたが、皆様ご覧になっていかがでしたでしょうか? 
 
 
フジイ企画のコンテンツにご意見を
 この「ミニ講座」については実際のところ、この流れがいいのかどうか、まだまだ模索中です。その他のコンテンツづくりや運営の仕方にも工夫が必要かと思っています。今後は、実際にお困りのこと分かりやすくお応えできるようなコンテンツを目指して少しづつ改良していきたいと思いますので、読者の皆様のご意見をいただければ幸いです。
 
「中小企業経営者のためのフェイスブック活用講座」に参加してます
 このコンテンツについては、いつも参加している「中小企業経営者のためのフェイスブック活用講座」(7月30日)にて、報告する機会があり皆様のご意見をいただいております。参加者の皆さんはそれぞれ独自で工夫されて運営されていて、いつも大きな刺激を受けております。



この漫画どう読みますか!? タテヨコ文化再考 [編集ミニ講座](13)

 前回、[編集ミニ講座](5)でタテ組ヨコ組のお話をしました。今回はもうちょっと踏みこんで…。
上のイラスト、皆さんはどう読まれましたか?
 
①泣いている赤ちゃんにミルクをあげると元気になりました
②元気な赤ちゃんにミルクを飲ますと泣き出してしまいました
 
 横組みで紙面を作る場合、以上の写真を左から順に並べると、たとえキャプションが無くとも読者は縦組みが基本の日本人でも ①「泣いている赤ちゃんにミルクをあげると元気になりました」のように読み取るのではないでしょうか。
 
 日本語は基本が縦組みなので小説や新聞、雑誌などは「右開き(右へめくる)」(ノンブルは右→左)が基本です。一方日本語でもヨコ組みされた論文集や、理数系などの書籍は欧米と同様に「左開き」(ノンブル左→右)というお話をしましたね。
 欧米文化圏は横組み、左→右流しなので、当然普通に①のように読み取ります。
 
アラビア文化圏では…
 ところで同じヨコ組みであっても 右→左文化圏があります。たとえばアラビア文化圏の読者は逆に読みます。アラビア圏ではたとえ横組みだとしても右から読むという文法があるからです。戦前の日本と同じですね。(日本は縦組み右→左流しが基本なので、横組みの場合でもこれを当てはめた)…とどうなるかというと②「元気な赤ちゃんにミルクを飲ますと泣き出してしまいました」と読まれてしまいます。
 
 
ところが…この話を社長が聞いて、「それより日本の漫画ってどうよ」というお話になりました。
 日本の漫画本は、日本語の場合縦組みが基本なのですが、これを結構堅持したまま横に流したりしているよな。これって相当複雑なんとちゃう、というお話になりました。
 もともと縦一段見たら、左に行っ て縦一段と言うのが基準、縦組み右→左流し、つまり縦組み文化そのものなのですが、タテヨコ混在文化を習得している日本人ならではの発想で、構複雑な読み方をしていても違和感を感じずに読んでるって日本人ってすごいな、と感心してました。
 

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実践上のお悩みや課題を一緒に『編集ミニ講座』で解決(閑話休題)

 

写真=江戸浪人!?谷村柊丘ディレクター(中央右)による7月度第3回社内研修 (7/9) の様子

 
中お見舞い申し上げます。

 7月度は、毎年ながら夏休み前の学校関係の広報紙や団体の『暑中見舞(お盆)号』の発行が集中し、皆様には大変な「ご無沙汰」ということになってしまいました。6月後半からスタートした「編集ミニ編集講座&談話室」も発足早々でちょっと滞りぎみで…申し訳ありません。夏はこの小さな『イベント』が終わると「恐怖」の長期の夏休み!! 小さな事務所ではなかなかこの調節がうまくいかないのが悩みです。
 
『答え』より『質問づくりに力を入れてます
 6月からスタートした『編集ミニ講座』。広報紙(誌)編集を実践されている皆様の疑問、質問にお応えしようという趣旨で始めました。今までスタッフで担当を決めて回り持ちでやってきたのですが、スタッフが実際何をやっているかと言えば、実は、編集の教科書を持ってきて模範解答をつくっているのではなくて、ほとんど皆さんからでるであろう、また自分たちが常日頃持っている『疑問』『質問』自体をあぶりだす作業ばかりなのです。なんか不思議だと思われるかもしれませんが、的確な「質問項目」さえできあがったらほぼ作業は終盤。でもそれができなければ答えが作れないのです
 
『実践してるからこそ』分かる答えを皆様とともに
 皆様は、広報編集にまつわる教則本が書店に行けば沢山あるのをご存知ですよね。それらを見て理解して実行すればほぼ完璧な広報紙がつくられるはずですが、そんな簡単にいかないでしょう? 本当のことを言えば私たちも程度の差こそあれ、実は皆様と全く同じなのです。そうした疑問を「初めて担当する人って、これが一番わからないだろうね」とか、自分だって「本当は未だにわからんけど…」ということを自問自答しながらやっていく作業って、結構消耗することが分かりました。
 
具体的な疑問であるほど経験=答を作ります
 一つの疑問から一つの切り口が生まれる…みたいに結構大変だけど「経験したからわかる」というメソッドは皆様に伝わるだろうし、そういう切り口でお伝えしたいと思っています。そのためにはぜひ、皆様の具体的で切実な『疑問』をお聞かせいただければ幸いです。経験者だから語れる切り口を色々ご紹介したいと思っていますし、おそらくそれがこの講座の独自性ではないかと思っています。言い訳がましくなりますが少々ペースダウンするかもしれません。でも私たち自身にとってもいい勉強なので継続したいと思っています。お電話でもメールでも結構ですのでぜひ皆様のご質問をおよせください。
 

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『三国の丘からの風』第9号(2012年夏号)ができました!

 暑中お見舞い申しげます。

『三国の丘からの風』2012年夏号(第9号)がようやく完成しました。間もなく皆様のお宅にお届けします。

 創刊が2010年7月なので、ちょうどまる2年が経過したことになります。これまで1・4・7・10月号として3か月ごとに発行しておりますが、前回(第8号)からは春号・夏号として表記だけ改めました。「季節感がない」というご意見もあり、また皆様からの情報を多く扱えるように、春夏秋冬ということで発行時期に多少の柔軟性をもたせました。三国丘中学校区という本当に狭いエリアに限られた地域の交流紙なので、他のタウン誌にないより身近な情報の交流を…。

1面【特集】

榎「国民学校」の卒業生が65年経て初の同窓会
2面
○【街のサークル紹介】昨年 区から奨励賞を…「いろいろの公園をめざす会」
○【地域の先生方訪問】
○笹に願いを…なかよし保育園で七夕飾り
○店舗を無料開放 コンサートなどで地域交流「ルネッツタカラヤ」
3面 皆様のお仕事紹介【今日もこの街で・・・】
○優しく・丁寧に・ゆったりと/フェイシャルサロン『オアシス』
○「かかりつけ薬局」めざし…/『けやき薬局』
○分け合いながら味わって/『とんかつ 立花』
4面
○品質の良さを手にとって『大阪刑務所作業製品(CAPIC製品)常設展示場』
○【こちら三国ヶ丘の交番で~す!】
○【けやき通りフリーマーケットを開催のお知らせ
○【編集後記】 
 
『三国の丘からの風』2012年夏号(vol.9)は「けやき通りまちづくりの会」もしくはフジイ企画にあります。バックナンバーもありますので、いつでもご連絡くださいね。本紙はフリーペーパー(無料)です。
 
スポンサーシップのお願い この『三国の丘からの風』は地域の活性化と町づくりを目指して、三国が丘中学校区という非常に狭いエリアで配布されています。発行継続していくためには皆様のご意思とご協力が不可欠です。スポンサー(広告出稿)としてご協力いただける方がいらっしゃいましたら同時に募集しておりますので、よろしくお願いいたします。
 
『三国の丘からの風』に関するお問い合わせは
フジイ企画内「三国の丘からの風 制作部」まで
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活字の大きさの感覚をつかもう [編集ミニ講座](12)

 本文で使用される日本語の文字の大きさは? 

 日本語の本文用の文字の大きさは媒体の違い(新聞、雑誌、書籍)にもよりますが、11~14級(8~10ポイント)が主流です。…とお答えするのですが、そもそも、その大きさの感覚わかりますか?
 文字の大きさを示す単位は、現在はオフセット印刷(平版印刷)が主流なので、「級」「ポイント」などの単位が使われます。今皆さんが使っているDTPソフト(イラストレータやインデザインなど)では、このいずれかではないでしょうか。
 『インチ』か『センチ』の違いが
 この基本単位は度量衡の基礎が『インチ』か『センチ』かの違いで、1ポイント=1/72インチ。1級=0.25mm(1/4mm)となります。「ええっ、そんなん覚えられへん」ということですが、これは基本知識として知っておくだけでいいのです。ただ「級」については私たちがよく使うセンチが基本なので計算するなら、たとえば『10級の文字といえば0.25×10=2.5mmか』ぐらいは知っておいた方がいいでしょう。
 
 パソコン作業で退化!?した「大小」感覚
 それより大事なのが、この活字の大きさの感覚です。たとえば9ポイントの文字ってどのくらいの大きさか、感覚でつかめてますか? 最近の会報紙や機関紙で、本文文字が必要以上に大きすぎたり、逆に小さすぎて読みにくいものを多く見かけます。その主な理由は、パソコンの普及によるDTP(デスクトップ・パブリッシング)が原因だと考えられます。今の編集組版現場を見てみると、レイアウト全体や、写真の配置、文章校正などの全ての工程がデジタル化されています。その中での細かい作業はPCの特徴である「拡大縮小ツール」を使って作業されているせいで、実際の大きさが分からなくなっているのでは…と思われます。
 
 「割付用紙」を使って作業するのが大事
 私たち本業ですら、編集の基本である割付用紙によるレイアウトをせず、いきなりパソコンに向かうことが多くなっているので大きな反省材料です。この感覚を養うためには、編集・組版に際しての基本である紙の『割付用紙』に立ち戻り、実際の大きさの紙面を念頭に、読みやすい文字の大きさを決めていく作業が不可欠だと考えています。字の大きさは『級数表』などをたえず見て感覚的に覚えていきましょう。

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実際の紙面で見出しを変えてみる [編集ミニ講座](11)

  見出しは記事の内容を一目でわかるように見せるものです。そのため、一目みてどんな事が書いてあるのかを理解してもらわなければいけません。短すぎると情報が少なすぎて意味がわかりにくいし、長すぎると一読できないので読み飛ばされてしまうかもしれません。新聞の一般紙だと、記事の大きさにもよりますが、メインの見出し(主見出し)8字、袖見出しが10文字程度が基本になっています。ところで…。(ま)

 
実際の紙面を反省材料として見ると…
 写真左は、実際に当社で製作をした、まちづくりのためのコミュニティ紙のトップ記事の見出しです。実はこの見出し、小さい見出し(脇見出し)とメインの見出し(主見出し)を逆にすべきだった、と発行・配布後に検討会議で意見がでたものです。
 これは、小さいお子さんのいるお母さん達が、自主保育を始め、子どもたちへ出し物をしたのをきっかけに本格的な人形劇団を立ち上げ活動している、という記事でした。
 そこで見出し案として出たのが「きっかけはママ友同士の自主保育からスタート。本格的な人形劇団に…」というものでした。
 
視点を変えると見出しも変わる
 この紙面はお母さん達の活動を紹介する広報ではないので、「本格人形劇団(WHAT)」をやっているということより、「なぜ(WHY)」というところを大きく扱うほうが、より興味深く、目にとまりやすい見出しになったかもしれませんね。…ということで、同じ見出しで主見出し、袖見出しを入れ替えて作り直してみました。実際は発行してしまっていたので「あとの祭り」なのですが、見出しの表現方法についても検討会議でいつも議論しています。
 
★昨日郵便局に行ったら、涼しげな暑中ハガキが色々並んでいました。今年はどんなのにしようか、まだ決めかねています…。
 

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