『社報』発行で見えてくる会社の進むべき方向【第8回紙ブログ広報セミナー】

  急に冷え込んできましたね。うちの事務所も最近まで暖房を付けずに頑張って(?)いましたが、風邪をひいては元も子もないので暖房をON…皆さんも寒さにはお気を付け下さいね!

 さて、そんな中、今年最後のセミナーを、11月22日(金)の18時から開催いたしました。テーマは「営業マンいらずの説得法」でしたが、前回と今回はそのエッセンスを含めた『紙ブログセミナー』のこの1年の総まとめのセミナーになりました。
 
『社報』の原点をもう一度考える━今年のセミナー全体を通じて
 今回のセミナーは社報づくりの原点として「なぜ広報紙が必要なのか」「なぜ発行した方がいいのか」を、皆さんと一緒に考えるところからスタートしました。続いて「自社の本当に伝えたいこと」「お客様が自社の何に満足している?」かを順番に、それぞれの立場で振り返っていただきました。時間が短かったので、深く掘り下げることはできませんでしたが、この問いが今後発行する(継続する)ことの基盤になっていきます。
 
社報発行から生まれる『鏡』の役割
 「営業マンいらずの説得法」という今回のテーマを考える場合も、わが社の『人、モノ、スキル』は何か…を考える起点がまず必要ですね。「社報づくり」は結構そのことが問われてきます。今まで手作りで発行されている方でも「手間のかかる割にはあまり効果を発揮しなかった」「途中で書くことがなくなってしまった」などの声をよく聞きます。まずその発行の原点を「問いかけ」の手法でクリアに整理することです。そうすると自分を見る「鏡」のようなものができてきます。それが終わればコンテンツ作りは簡単にできるし、楽しくなっていきます。今回は初めにその「問い」に答える形式をとりました。
 
社報を発行することで自社の文化と方向性が見える
 「社報は企業風土、企業文化を表現する」と簡単に言っているのですが、それを捉えるためには、実は意識して見つめ直さなければ分からないのです。自社の商品・サービスは分かっているが「それがお客様にとってどうなの?」という視点が必要になるということですね。今まであまり考えたことのないという方もいらっしゃるかもしれませんが「社報を発行」「今後も継続して発行する」ことのなかで、そうした視点(鏡)が徐々に身についてくるのです。ある意味で会社の「経営理念」「経営指針」を構築するプロセスとちょっと似ていますね、しかも継続する中で自然に方向性が出てきます。これが一つのメリットでしょうか?
 
テーマとして扱ったエッセンスは『社報発行』の『成果』です。
 この『小さな会社の紙ブログ広報セミナー』は今年(2013年)4月にスタートし、今回で7回(1回休講)のセミナーを開催しました。これまで【社員間の意思疎通とやる気UP】【お客様に自社を宣伝してもらおう】【価格勝負をしない営業法】【営業マンいらずの説得法】という、大まかに4つにの切り口(機能)を2回に分けて皆さんと研究してまいりましたが、これらはテーマというより、社報発行することで導き出された(あ


住民と地域企業・商店との橋渡し『三国の丘からの風』(14.1月号)公開編集会議

  雨が降ったり止んだりと、ここ数日予報があてにならない天気が続きましたが、そんな中、11月20日(水)に地域コミュニティ紙『三国の丘からの風第15号』の公開編集会議が開催されました。編集会議を公開形式にして5回目となるのですが、今回は初めて紙面づくりを財政的に支えて下さっている地域のスポンサーの方にご参加いただくことが叶いました!(キョーコ)

地元の企業・団体から2名の方が参加
 今回新たに参加いだいた方は2名。『ライフガーデン さかいホール』から山本様と、『堺キリスト教会』牧師の瀬藤様です。
●『ライフガーデン さかいホール』
 『ライフガーデン さかいホール』は、葬儀や多目的ホールの経営をしておられますが、地域交流のためのイベントも数々企画しておられ、以前から『まちづくりの会』の活動にも協力していただいている企業です。今回は山本さんが担当として紙面づくりに協力していただくことになりました。
日本フリーメソジスト『堺キリスト教会』
 『堺キリスト教会』はコンサートなどを通じて以前から地域と繋がりを持っていて、何人かの信者さんも『まちづくりの会』に参加しておられます。牧師の瀬藤さんは、地域の人に元気になっていただきたいと常に感じていて、今回(第14号)の記事をきっかけに紙面企画に参加されることになりました。
 
紙面づくりに活発な意見交換ができました
 お二方とも地域を大切に思っておられるので、『まちづくりの会』のから参加の3名の役員や元役員の方とも話しが弾み、『ライフガーデン』さんへの取材や、コラム掲載を頂く案、また、三国ヶ丘でがんばって活動しておられる方の紹介等々の具体的な企画案が挙がってきました!
 そして、会議の終わりには「次号の発行が期待される紙面にできるよう、目標をもってこれからの活動に取り組みましょう」と、とても前向きな気持ちを共有することができました。これも、皆様がお忙しい中、お時間を調整してご参加いただけたおかげです。
 
スポンサーの方も積極的に紙面参加を
 地域が活性化(財政的にも)するということは、、住んでいる人々と地元の企業や商店とのつながりをより深めることが大切で、地域企業・商店との橋渡しが重要で、この『三国の丘からの風』を継続的に発行していくためにも地域交流をもっと広めることが大事だと改めて感じました



「立体物」印刷の技術に驚き…〝3Dプリンタ〟とは[column私の休憩室]

 CADデータを「立体物」として出力
 皆様は、「3Dプリンタ」というものをご存じでしょうか? 普通、「プリンタ」と聞くとパソコン上で作成したデータを出力したり、コピーを取ったりする機械を想像するかと思います。この、我々が普通「プリンタ」と呼んでいるものは「紙」に出力されますが、先程申した「3Dプリンタ」は、なんとその名のとおり「立体物」として出力されるのです!

 3Dプリンタの仕組みを簡単に言うと、コンピュータ上で立体の設計図を作成し、それをインクにあたる「樹脂」で出力するということで、どちらかというとインクジェットプリンタに近いと言われています。利点としては、安価で試作品を作成できるという点が挙げられます。製品製造などの初期工程時点で試作品を手に取ることができるので、結果的に納期短縮につなげることができるそうです。
 
きっかけは藤川樹脂さんのパンフレット製作
 先日、当社のお客様である藤川樹脂さんが3Dプリンタを導入し、それに伴ってパンフレットの作成をお願いされました。ですが、私は3Dプリンタなんて聞いたこともなく、正直あまり想像がつかなかったので、予備知識を頭に入れるために色々と調べてみたのです。3Dというくらいだから、立体を作るのだろうか、でもそんなことできるわけがない…と思っていましたが、これができてしまうんですよね。
 ちなみに、大阪で3Dプリンタを置いている企業は、藤川樹脂さんを含むまだ3カ所しかないそうです。(『紙ブログNEWS第3号』の「今月のあしあと」でもご紹介しております。)
 凄い早さで進歩する印刷?技術に驚きつつ、これがもっと安価になれば一般家庭に普及する時代がくるのかも…と期待している私なのでした。(な)

写真=藤川樹脂さんの3Dプリンタパンフレットより。



『紙ブログセミナー』の継続と『街ゼミ』を提案【2013.11月度早朝営業会議】

めっきり冷え込んできた気がします…。まだ本当はもうしばらくは秋なのですが、寒さに弱い私は早々とユニ○○グッズで暖をとっています。みなさんもこれからの冬本番に向けて、早めに寒さ対策をして仕事に取り込んでくださいね。

『紙ブログ広報セミナー』は来年も継続
 さて、11月13日(水)は、11月の早朝営業会議でした。今回も、毎月発行しているフジイ企画の社報『紙ブログNEWS』の改善点から話しは始まったのですが、紙面のコラムに掲載している「小さな会社の『紙ブログ』広報セミナー」が今月でシリーズ最終回となります。来年からのセミナーをどうするかについて話し合いました。
 前段で社長から、「『紙ブログNEWS』と『セミナー』とは連動していて、この1年の営業計画とスキルアップ双方に貢献してきた」と説明を受け、講義内容をレベルアップして開催計画を立てることになりました。
 
PTA新聞の『街ゼミ』を提案してみました
 その『紙ブログNEWS』のお届けの際、お客様から伺った話を思い出し発言してみました。受け取られた方の中にご自身も小学校PTAの広報委員さんになっている方もいらっしゃって、「知り合いにもP困っている人がいるから、一度セミナーをしてもらえたら?」とおっしゃっておられたのです。そこで「こんな要望があるので数回をPTA広報委員さん向けに外部でセミナーしてみては?」と提案してみました。
 
「新聞づくりの楽しさ」を伝えていきます。
 以前同種のセミナーをフジイ企画で開催したことはあったけど「地域の方とのコラボという形式は初めてで、これはいいかも…」ということになり、これは年間のセミナーとは別に、地域の方に提案するための学期ごとの単発で開催する計画書をつくることとなりました。

 私たちの営業会議でのテーマコンセプトは①新聞作りが楽しくなる!②見やすい紙面作りができるようなる!…としました。この内容が伝わるような計画書を作成し、地域の方に提案していく役を仰せつかったので、皆様できればお知恵をお貸しください。(キョーコ)

2012~2013年『早朝営業会議エピソード』INDEX
2012年
【4月度】春一番『経営戦略会議?』がスタートhttp://www.fujii-net.com/?p=176
【5月度】第2回目の経営戦略会議に初めて参加http://www.fujii-net.com/?p=182
【6月度】第3回会議テーマは「ネット営業の深化」http://www.fujii-net.com/?p=192
【8月度】『クライアン島アプローチマップ』(?)作りましたhttp://www.fujii-net.com/?p=225
【9月度】第6回会議で無料編集セミナーを決めるhttp://www.fujii-net.com/?p=233
【10月度】第2回『肌で感じる編集セミナー』充実策を議論http://www.fujii-net.com/?p=237
【11月度】『肌で感じる広報紙編集セミナー』の運営を検証http://www.fujii-net.com/?p=250
【12月度】新年は2種類のセミナーを企画http://www.fujii-net.com/?p=254
2013年
【5月度】広報セミナーの名称を改めましたhttp://www.fujii-net.com/?p=283
【6月度】フジイ企画『紙ブログ』の復刊を決定http://www.fujii-net.com/?p=292
【8月度】『紙ブログNEWS』をお届けするために…http://www.fujii-net.com/?p=302
【9月度】『紙ブログNEWS』読者目線で3号目の見直しhttp://www.fujii-net.com/?p=318
【10月度】編集方針をハッキリ!読み物としての『紙ブログ』をhttp://www.fujii-net.com/?p=323
【11月度】『紙ブログセミナー』の継続と『街ゼミ』を提案http://www.fujii-net.com/?p=333
【12月度】『紙ブログセミナー』2014年新規企画を検討http://www.fujii-net.com/?p=337



地域紙『三国の丘からの風』編集会議の活性化めざして

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『ライフガーデンさかいホール』の山本さんを訪問
 『けやき通りまちづくりの会』が年4回発行している地域交流紙『三国の丘からの風』。

  すでに皆様にご案内のとおり、来年(2014年)1月発行の第15号発行のための『公開編集会議』を11月20日に開催します。

 今回は、スポンサーでもある「ひかりグループ」の山本さんにも紙面づくりにご協力をいただけることになり、きのう(11月13日)、『ライフガーデンさかいホール』(榎元町)を訪問させていただきました。

 今までもお伝えしていますが、このコミュニティ紙は、地域に暮らす人々、この地を訪れる人々の交流とともに、「まちづくり」「地域活性化」が目的で、それにはこの地域で日々「営業」されている商店の方々が商売を通じて元気になることが大事です。

 私たちも、この紙面づくりを通じて、地域の皆様との橋渡しができる「活躍の場」を創造していきたいと思っています。多くの方のご参加をお願いします。



第8回「小さな会社の『紙ブログ』広報セミナー」(11月22日)のご案内

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 なんだか一気に寒さがやってきましたね。今年の紅葉期間は短いらしく、年々秋が短くなっている気がします。もう少し、この過ごしやすい季節を楽しみたいのですが…。
 
 さて、「小さな会社の『紙ブログ』セミナー」も、いよいよ年内最後の回を迎えます。
テーマは「営業マンいらずの説得法②」【会社の技術・サービス・スキルを伝える】です。日夜、会社の業績をあげるため、営業担当者は奮闘しています。当たり前ですが営業にはお客様とのコミュニケーションが不可欠ですよね。でも、自社の商品やサービスを短時間に的確にニュアンスまでお客様に伝えるとなるとベテランの営業マンでも大変です。
 実は、お客様に御社独自の製品・サービス・技術を伝えるにも『会社報』の活用という手段が一番です。『広報紙』には色々な側面がありますが、今回はこれをツールに「新しい営業法について」一緒に考えてみたいと思います。現在発行されている方、ご興味のある方は是非ご参加ください。 これまで通り、御社で発行された広報紙などがありましたら、一緒にお持ちくださいね。詳細は下記の通りです。
 来年以降のセミナー計画はまだ未定ですが、皆様にとっても、私達にとってもセミナーとしてスッテプアップできるように考えていきたいと思っています!ブログでまたお知らせ致しますので、楽しみにお待ちくださいね。(キョーコ)
 
「小さな会社の『紙ブログ』広報セミナー」(8)
日 時 2013年11月22日(金)
     18:00~19:00
会 場 編集プロダクションフジイ企画 事務所内
定 員 8名    参加費 1,000円/1名
内 容①「営業マンいらずの説得法②」
    【会社の技術・サービス・スキルを伝える】
   ② 実践編「皆様の広報紙を考える」
     もしお持ちでしたら、皆様がこれまで発行された広報紙をご持参ください。
テキスト 小冊子『肌で感じる編集サロン』など
会 場 編集プロダクションフジイ企画 事務所内

定 員 8名    参加費 1,000円/1名

 
お申込み方法
以下のアクセスで「お名前・ご住所・お電話番号・ご参加人数」をお願いします。
イベント案内で発信しています。facebookご利用の方はここからでもお申し込みできます。
当社HPのメールフォーム】『なんでもメール』
【E-mail】info@fujii-net.com 
【お電話】フジイ企画TEL:072-227-2790(受付時間:平日 10:00~17:00)



季刊『三国の丘からの風』2014年新年号(第15号)公開編集会議のご案内

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 「けやき通りまちづくりの会」が発行する、地域コミュニティ紙『三国の丘からの風』の2013年秋号(第14号)の配達が始まっています。このコミュニティ紙は、配布エリアである三国ケ丘中学校区の住民の方が、自分たちの住むこの地域をもっと元気にしたい!人と人との交流を応援したい!という思いから作られたものです。
 皆さんの為になる情報をどんどん載せていきたいと思いますので、そんな情報をお持ちの方、紹介して欲しい事がある方、また、地域交流に興味を持っていらっしゃる方、もちろん、広告掲載にご協力いただいているスポンサーの皆様、『三国の丘からの風』は、公開編集会議の場を設けておりますので、この機会をご活用していただきたいと思います。
 次号の冬号(15号)発行は、1月下旬を予定しており、その為の公開編集会議を下記の日程で開催致します。配布地域外にお住まいの方も、記事作成などに興味をお持ちの方も、ご参加をお待ちしております。(キョーコ)
 

日 時 2013(平成25)年11月20日(水

     14:00~16:00
会 場 編集プロダクションフジイ企画事務所内
    (堺市堺区柳之町東1-1-7 A203)
定 員 10名程度    参加費 無料
内 容 1.地域『営業』に役立つコミュニティ紙について
    2.交流とまちづくりのためのご提案
    3.『三国の丘からの風』2014年1月新年号企画案の検討
主 催 けやき通りまちづくりの会
 
 ご参加のご意思、またご要望、投稿などはフジイ企画内「三国の丘からの風 制作部」まで 堺市堺区柳之町東1-1-7 A203  Tel072-227-2790 Mail info@fujii-net.com フジイ企画facebookページでもご案内しています
 
『三国の丘からの風』2013年秋号(10月)のヘッドライン
1面【特集】
○三国ケ丘の人々がほっとする教会に/堺キリスト教会…瀬藤さん
 
2面【地域のイベント・サークル情報】
○刑務所施設内の見学や作業製品の展示即売など「第26回関西矯正展」
○現代の“駆け込み寺”を目指して/NPO法人「堺子育て・教育ネットワーク」
○ぬくもりコンサート/堺キリスト教会
○健福会・市民公開講座/大阪健康福祉大学
 
3面【「今日もこの街で」お仕事紹介・今学校で何してるの】
○すばらしい三国ケ丘の人々/『ヘアーサロン まつお』
○地域のママさんが子育て支援/三国丘幼稚園
 
4面
○内部構造のおもしろさは別格/「旧天王貯水池の利活用」勉強会
○【こちら三国ケ丘の交番で~す!】
○【編集後記】


『社報』でも意識するのはお客様ではなく一般読者【第7回紙ブログ広報セミナー】

広報紙発行で『企業文化』ができあがる

 10月25日の『小さな会社の紙ブログ広報セミナー』ですがは先月はお休みしてしまったため、久しぶりのセミナー開催となりました。台風が接近する中、建設コープの細川さまがお越し下さいました。今回のテーマは『価格勝負をしない営業法【会社の人・社風を伝える】②』。第2回目になる今回は『広報紙の「信頼」を勝ち取る』ための実践編で、自社の広報紙を振り返って一つひとつ本音で検証していく作業を行いました。(な)
 
広報紙(社報)を発行する本音を考える?
 これまで色々お話しましたが、原点に戻ってまず一番始めに、広報紙を発行する理由を考えてみましょう。これから発行される方も、発行されている方も、本当のところ、どういう目的・意図で発行するかハッキリさせてますか。企業の本音の部分として『売上を伸ばすため』といった目的で構わないのです。『営業周りで使用したい』から『会社をのポリシー』や『会社の技術』を知ってほしいということがあっても、まず率直にこの目的・意図をはっきりさせてから「発行スタイル」を導いていきます。
 
『本当に伝えたいもの』を考えてみる。
 これまで色々な角度から、社報(広報紙)は『広告チラシではない』というお話をしましたが、社報である限り、最終的にはやっぱり営業ツールでしょう。その『売上を伸ばす』という最終目的を念頭に、次に「伝えたい」何かを探ります。それは自社のお客様が自社の何に満足しているのか、自社の価値は何なのかです。そしてそこから『本当に伝えたいこと』を整理し、紙面の骨格を考えます。具体的には『こんな技術がある』『こんな社内風土がある』など。
 
『営業方針』と紙面の『編集方針』は全く別
 そこで初めて紙面企画を立てることになりますが、ここで大事なことがあります、営業方針と紙面の『編集方針』とを混同しないようにすることです。営業戦略を立てるとき、営業先を(既存客・見込み客・休眠客など)分類してターゲットを決定しますが、編集方針はそれとは異なり、誰にでも読んでもらえる紙面企画を考えることが大事です。顧客を意識しすぎた紙面は、どこか媚を売っているような内容になりがちで、そういった紙面は編集側にとっても読者にとっても面白くなくなっていきます。
 
『社報』でも意識するのはお客様ではなく一般読者
 つまり、『社報』とはいえ広報紙はそれ自体の独立した価値と機能を持っているので、例え営業的に使われるとしても、広報紙の価値は会社の商品価値に依拠しません。『読者』を意識した視点が必要なのです。自分たちが伝えたいことを念頭に置きつつ、普通の一般読者を意識した紙面づくりを目指すことで、それは自然と真実味のある面白い紙面になります。お客様を強く意識した発行物の一つに「商品チラシ」がありますね。お客様も含む一般読者にも楽しみにしてもらえる刊行物が「広報紙」だと区別して、どんな内容なら読者は読んでくれるのか?共感を得られるのか?といった視点が、広報紙発行には非常に重要です。そこを一つひとつ検証していきましょう。


アフターファイブの編集会議

  きょう(10月24日)、午前中は9月議会が終了した議員団ニュースの編集会議で生駒市へ。お昼はから富田林。役所へ仕様変更のための見積もり交渉。事務所に戻ってから少し事務処理。そして夕方、お忙しい小学校PTA広報委員さんと打ち合わせのため、羽曳野市へ。

 事情によって変わる!?
 外出の多いときに感じることは、同じような仕事でも、それぞれお客様ごとに、また状況によって事情が変わります。お客様の事情が変わるとコチラの事情も変わります。つまり、お話しする内容も変わります。時にはUターンで正反対のことをいうことも…。

セオリーを超えたところにあものは
 よく『腹で理解』?『行間を読む』? それが常にセオリーを超えたところにあるのは面白い。 誰がやっても同じ答えは出ないのです。クリエイティブ(という言葉は好きではないが)とは、答えのない世界に立つことですね。ここから新しいものが生まれる…これが職人のコミュニケーションメソッド?
写真=小学校PTA広報年末号の打ち合わせ第一弾スタート。(羽曳野市のコミュニティーセンターにて)



『編集方針をハッキリ!読み物としての『紙ブログ』を【2013.10月度早朝営業会議】

  今年は台風が多いですね。このハイペースでいくと、最近の10年で最多となる可能性があるそうです。特別警報が発令されるほどの最近の自然災害威力。これ以上大きな被害は出て欲しくないですが、自分の身を守るため、常日頃から危険回避のアンテナを張っておきたいですね。

 さて、今月の早朝営業会議(10月9日)ですが、フジイ企画の社報『紙ブログNEWS』の編集方針について論議しました。実は、今回で4回目の発行となるのに、1面に持ってくる記事がすぐ決まらなかったのです。もちろん、今回は社長が入院中だったこともありますが、社長がいなくてもある段階まではできていなければならないはず…。スムーズに編集作業ができないのは何故? 
 
誰に向けて書いているの? 
 前回の会議を経て、読み手に取って親しみやすい紙面に改善できているとは思うのです。しかし、今の内容では、フジイ企画にどんな社員がて、どんな仕事をしているかの風景が伝わるだけで、フジイ企画が提供できるサービス内容が具体的に伝わっていないのでは…? それと、誰に向けて書いているの? これは発行方針の不安定性だと社長自身が指摘。それを今一度確立し直してから、常にそれを基礎とした編集企画が必要だ…という流れになり、またまた大改革の嵐が吹き荒れました。
 
全体を通じて『仕事に対する考え方』をキッチリと
 ここで論議になったのが『社説』というキーワード。新聞社では、その新聞のスタンスが現れるのが『社説』にあたります。つまり、私たちの進むべき方向や仕事に対する考え方そのものを伝えられる紙面づくり。今までもあったのですが、確かにそれをキッチリ柱にすれば今までの不安定感の原因を払拭できるかも…。『紙ブログNEWS』にも、この柱を軸に読み物としての“重み”を持たせる… ということで、社長のコラム中心とした、編集企画のリニューアル(?)が決まりました。
 
お客さまだけでなく全ての人に価値のある紙面を
 つまり、この編集方針の変更で、配布ターゲットも今までの『継続客』やら『見込み客』やらという、マーケティング手法的な『呪縛』から離れることになり、読んでもらえるすべての読者(人々)ということで方針転換することに。…というより誰にとっても価値ある内容を深く掘るということです。過激な言い方をすれば『誰にも媚びない』紙面づくりをめざします。
 
これからは『柱』を建ててがんばります。
 そのためにまず、フジイ企画が提供できる価値の部分をまとめてみる。そして、その価値を感じ取ってくださっている方の声を聞く事が重要。ということで、お客様への取材も不可欠となり、さらに編集方針に沿った企画会議もより重みが増すので、私たちも進化していかなけでばなりません。でも編集作業の流れの改善にも繋がって一石二鳥かもしれません!?
 まだまだ発展途上ですが、お客様に伝えられる紙面へと着実に変化しています!これからもお届けに伺いますので、楽しみにしていてくださいね。(キョーコ)

2012~2013年『早朝営業会議エピソード』INDEX
2012年
【4月度】春一番『経営戦略会議?』がスタートhttp://www.fujii-net.com/?p=176
【5月度】第2回目の経営戦略会議に初めて参加http://www.fujii-net.com/?p=182
【6月度】第3回会議テーマは「ネット営業の深化」http://www.fujii-net.com/?p=192
【8月度】『クライアン島アプローチマップ』(?)作りましたhttp://www.fujii-net.com/?p=225
【9月度】第6回会議で無料編集セミナーを決めるhttp://www.fujii-net.com/?p=233
【10月度】第2回『肌で感じる編集セミナー』充実策を議論http://www.fujii-net.com/?p=237
【11月度】『肌で感じる広報紙編集セミナー』の運営を検証http://www.fujii-net.com/?p=250
【12月度】新年は2種類のセミナーを企画http://www.fujii-net.com/?p=254
2013年
【5月度】広報セミナーの名称を改めましたhttp://www.fujii-net.com/?p=283
【6月度】フジイ企画『紙ブログ』の復刊を決定http://www.fujii-net.com/?p=292
【8月度】『紙ブログNEWS』をお届けするために…http://www.fujii-net.com/?p=302
【9月度】『紙ブログNEWS』読者目線で3号目の見直しhttp://www.fujii-net.com/?p=318
【10月度】編集方針をハッキリ!読み物としての『紙ブログ』をhttp://www.fujii-net.com/?p=323
【11月度】『紙ブログセミナー』の継続と『街ゼミ』を提案http://www.fujii-net.com/?p=333
【12月度】『紙ブログセミナー』2014年新規企画を検討http://www.fujii-net.com/?p=337