地域コミュニティー紙の紙面企画[Internship2015news第4号]

みんなが納得して実現できる企画提案?って

DSC02409syori こんにちは、三井麻椰です。インターン研修も4日目ということで間もなく中盤です。今日は一日社内ワーク。お昼休みに戸石さんとコンビニへおやつを買いに行った以外はあっつ~い外に出る事もなく、冷房の利いた部屋で紙ブログNEWSの企画案を練ったり、「三国の丘からの風」の企画案を練ったりと、涙目でパソコンと向かい合っています(笑)

intern4-daijiインターン全期間を通じての2つの「課題」
 申し遅れましたが、この2週間全期間を通じて私たちが取り組む大きな課題が2つあります。一つは地域コミュニティ紙「三国の丘からの風」の新企画の立案と編集委員会へのプレゼンテーション。もうひとつはフジイ企画社報の「紙ブログNEWS」のインターン特集2ページ分の企画・執筆・編集です。この二つのプロジェクト(?)はそれぞれリーダーを決めて取り組んでいます。私は「三国の丘からの風」のリーダーということになっています。

企画の目的? 読者は誰? 実現のための仕組み?
 戸石さんと私は現在、この「三国の丘からの風」の新しい紙面企画などを考えているのですが、これがなかなか難しいです。最初はただ単純に思いついたままの企画を社長に見てもらったのですが、「この地域紙を読んでいるのは誰なのかの把握、目的は何なのか、そしてこの企画を実際にやっていくにはどういう仕組みがいるか」などの点を指摘されました。

みんなで実践できる紙面企画を考えると頭がオーバーヒートしそう
 この紙面を作っている方々はボランティアの人たちで、私達はそのお手伝いをしているだけなので、「こんな企画はどうですか」と提案はできても、実際に記事を作り上げていくのは「けやき通りまちづくりの会」の皆さんです。ですので、まちづくりの会の方たちにいかにこの企画に参画してもらい、継続してもらえるかの〝仕組み〟もしっかりと考えなければなりません。企画自体を考えたりするのは凄く楽しいのですが、戸石さんと「ああでもない、こうでもない」と話しているうちに私の頭がオーバーヒートしそうでした…(汗)

「中小企業だからこその仕事の面白み」実感
 でも、最初はなにも分からなかった企画案も社長に何回も相談するうちにだんだんとこうすればいいのかな?というのが分かってきた気がするので(気がするだけかも…)、考えるのが楽しくなってきました。これが前日(8月12日)の早朝会議で金山先生が仰っていた「中小企業だからこその仕事の面白み」なのかなと実感しています。このインターン研修が終わるころには、研修が始まる前よりも格段にパワーアップ出来ているように、自分が納得できるようにこの仕事をやりきりたいと思います。

インターンシップ2015NEWS「CONTENTS」
第1号「初仕事はブログニュースの題字づくり」http://www.fujii-net.com/?p=3446
第2号「今日は初のお客様訪問」http://www.fujii-net.com/?p=3460
第3号「早朝営業会議に参加しました」http://www.fujii-net.com/?p=3474
第4号「地域コミュニティー紙の紙面企画」http://www.fujii-net.com/?p=3495
第5号「フジイ企画NEWSのインターン特集を企画中」http://www.fujii-net.com/?p=3509
第6号「きょうは『三国の丘からの風』公開編集会議」http://www.fujii-net.com/?p=3523
第7号「地域紙の公開編集会議を終えて」http://www.fujii-net.com/?p=3545
第8号「富田林市広報係と市会議員を訪問」http://www.fujii-net.com/?p=3557
第9号「紙ブログNEWS」を制作中です」http://www.fujii-net.com/?p=3570
第10号「『広報とんだばやし』9月号校了日です」http://www.fujii-net.com/?p=3584
最終号「勉強になった研修10日間」http://www.fujii-net.com/?p=3595



早朝営業会議に参加しました[Internship2015news第3号]

会社の方向性をきめる会議。「仕事とは」を考える

 きょうは再び、戸石です。インターンシップ3日目。8月12日はフジイ企画の毎月恒例の「早朝営業会議」に参加すということで、いつもより1時間早く出社することになりました。この会議は、フジイ企画の会社の方針を決める大事な会議。ちなみに去年は学生は参加できなかったそうです。今回はインターン生2人とも出席することにしました。私は和歌山県の出身なので、AM5:30にセットした目覚まし時計によって起床。建物の間から見えた朝日がとてもきれいだったので「よし!今日もがんばろう」と思うと、眠気がなくなりました。

PDCAサイクルに沿って課題をチェック
 早朝営業会議は、計画(plan)→行動(do)→チェック(check)→改善(action)→計画というような流れが基盤となっていて、これまでの取り組みのチェックから次回計画までを全員で討議するというもの。株式会社ファイブスターの金山社長も参加しておられました。
 今回の主なテーマは、フジイ企画主催の新聞セミナーのテキストを兼ねた書籍の出版の件。前回から社長が感じていた「全体のまとまりがない」という課題の改善点に序章部分を付け加えることで、解決することになりました。その他色々な課題について2時間ほど論議しました。

金山先生が「仕事とは何か」を特別に語ってくださいました
 私たちは聞いているだけだったのですが、会議の最後に金山先生が、私たちの就職活動ために「仕事とは何か」ということをお話ししてくださいました。待遇面のいい大手企業を選ぶか、挑戦する中小企業で選ぶかは仕事(=働きがい)の問題として考えてほしいとリアルな声でお話ししてくださいました。

午後から地域誌への学生提案企画やフジイ企画NEWS企画などを考える
 この日の午後からは、来週に編集会議がある、地域紙「三国の丘からの風」の私たちが提案する企画案と、次号のフジイ企画「紙ブログNEWS」の特集企画を進行させました。1日目より緊張がとれてきて、自分で仕事を考えることがだんだん楽しいと思うようになってきました。

インターンシップ2015NEWS「CONTENTS」
第1号「初仕事はブログニュースの題字づくり」http://www.fujii-net.com/?p=3446
第2号「今日は初のお客様訪問」http://www.fujii-net.com/?p=3460
第3号「早朝営業会議に参加しました」http://www.fujii-net.com/?p=3474
第4号「地域コミュニティー紙の紙面企画」http://www.fujii-net.com/?p=3495
第5号「フジイ企画NEWSのインターン特集を企画中」http://www.fujii-net.com/?p=3509
第6号「きょうは『三国の丘からの風』公開編集会議」http://www.fujii-net.com/?p=3523
第7号「地域紙の公開編集会議を終えて」http://www.fujii-net.com/?p=3545
第8号「富田林市広報係と市会議員を訪問」http://www.fujii-net.com/?p=3557
第9号「紙ブログNEWS」を制作中です」http://www.fujii-net.com/?p=3570
第10号「『広報とんだばやし』9月号校了日です」http://www.fujii-net.com/?p=3584
最終号「勉強になった研修10日間」http://www.fujii-net.com/?p=3595



今日は初のお客様訪問[Internship2015news第2号]

お客様の経営に対する考え方を聞かせてもらいました

0812intern02 はじめまして。大阪経済大学から参りました、インターン生の三井麻椰です。本日インターンシップ2日目。でも私は初めてブログ記事です。慣れないですけど、これからよろしくお付き合いをお願いします。

最初は印刷物の引き取りで印刷機械と印刷工程を見学(みどりプリント)
 インターンシップ2日目は、午後から初の外出です。まず、最初は近くの印刷会社さんへ。この日納品にお伺いする印刷物の引き取りです。みどりプリントさんという印刷会社で、実際に印刷している様子を見学させていただきました。社長さんは無口な人ですが色々説明して下さいました。小物の印刷をする会社なのですが、実際印刷する様子や印刷機械を見るのは初めてだったので、ただただ圧倒されていました。

会社では中学校のPTA広報委員の方が編集相談で来社
 そのあとは一旦会社に戻り、PTAだよりの打ち合わせにいらっしゃっていた住吉第一中学PTA広報委員の高橋さんとご挨拶だけさせていただき、さっきの印刷物を持って納品目的の「クスノキ化学(株)」さんへ。(本当は住吉一中の広報委員の方との打ち合わせにも参加するはずだったのですが、時間がなくて残念でした。)

富田林市役所経由でいよいよお客様訪問
 途中、富田林市役所に立ち寄り、入札のための見積書の投箱をしました。そしてすぐに目的のクスノキ化学さんを訪問。最初、納品物の説明や封筒のデザインのことなど、一連の仕事の話をしたあと、代表取締役社長の三好さんに色んなお話を聞くことが出来ました。

 すごい洗浄剤をつくる「クスノキ化学(株)」
 各種の洗浄剤をつくるのが本業で、金属や木材やかなり古びたものをたちどころに新品のように綺麗にする洗浄剤の製造が本業。「えっ、本当にこんなになるの?」と思うぐらいすごい製品ばかりで驚きました。

「経営理念や目標」はない!?という社長に唖然
  「この会社の経営理念や目標は?」との質問に対して、三好社長の第一声が「そんなものはない」でした。一緒に参加の戸石さんと二人、唖然としてしまいました。  今回のインターンもそうですが、いい仕事をを見つけるために「目標設定は大事」と思って計画を立てていた矢先だったので「目標や理念がない」なんて…。三好社長いわく「計画や目標を決めてしまうとそこまでしかいけない。それ以上にいける可能性を潰してしまうかもしれない。」と仰る。ハー、確かにそんな考え方もあるかもしれないとある意味、納得できたような、できないような…。

「遊び心」って大切なのかも…
 でも製品を紹介しているときの三好社長の自信の笑顔とテンションの高さがすごく印象的でした。この遊び心が大事かも…と少し安心できたような感じです。そうやって話を聞いているといつの間にか1時間以上経っていました。インターン実習の間は学ぶことばかりなので、色んな事をどんどん吸収していきたいと思います!

インターンシップ2015NEWS「CONTENTS」
第1号「初仕事はブログニュースの題字づくり」http://www.fujii-net.com/?p=3446
第2号「今日は初のお客様訪問」http://www.fujii-net.com/?p=3460
第3号「早朝営業会議に参加しました」http://www.fujii-net.com/?p=3474
第4号「地域コミュニティー紙の紙面企画」http://www.fujii-net.com/?p=3495
第5号「フジイ企画NEWSのインターン特集を企画中」http://www.fujii-net.com/?p=3509
第6号「きょうは『三国の丘からの風』公開編集会議」http://www.fujii-net.com/?p=3523
第7号「地域紙の公開編集会議を終えて」http://www.fujii-net.com/?p=3545
第8号「富田林市広報係と市会議員を訪問」http://www.fujii-net.com/?p=3557
第9号「紙ブログNEWS」を制作中です」http://www.fujii-net.com/?p=3570
第10号「『広報とんだばやし』9月号校了日です」http://www.fujii-net.com/?p=3584
最終号「勉強になった研修10日間」http://www.fujii-net.com/?p=3595



初仕事はブログニュースの題字づくり[Internship2015news第1号]

2人でインターン実習スタートしました

0811intern01 はじめまして、四天王寺大学のインターンシップ生の戸石乃愛です。8月10日(きのう)から10日間、インターンシップの研修でお世話になります。よろしくお願いします。今年はもうひとり、大阪経済大学の三井さんと2名で参加することになりました。これまでのインターンの先輩方に負けないように、積極的に意見を出し、相方の三井さんと一致団結して実習に挑みたいと思います!。交代でこのニュースを書くことになるので、よろしくお願いします。

「こんにちはフジイ企画」
 緊張とワクワクのインターン初日。1ヶ月前の面接時とはまた違う緊張感と責任感の中、気持ちを落ち着かせオリエンテーション開始。10日間の大まかなスケジュールと本日の業務内容について打ち合わせ。実践的な実習内容で、自分は貢献できるのか不安もありますが皆さんと楽しんで仕事ができたらなと思います。

daiji-intern01まずはこのニュースのタイトルをづくり
 初仕事はこの「インターンNEWS」の題字の企画とデザインです。三井さんと協力し、アイデアをまとめました。彼女とは、打ち解けるのが早くスムーズに意見が決まりました。(相性抜群!笑)企画したデザインをスキャナし、「illustrator」というソフトを使って、色付けます。慣れない作業に2人とも苦戦しました。社長にデザインをする上でのポイントを教えていただき、なんとか完成!一生懸命取り組んだので1日目から達成感MAXでした。

「社長のお話を聞き熱くなりました」
 題字のデザイン制作で重要なことは、「一目でわかること」。読者は何を見ているのかを捉え、右脳を刺激させることができるわかりやすく印象的なデザインが必要ということを学びました。題字は、何度も使うもので、題字単体に視点を置かず、その題字が記事に埋め込まれた全体の構成をイメージし、デザインのバランスを考えることがポイントです。

お客様が考えるモノとデザイナーが考えるデザインの「通訳」が仕事
 また、フジイ企画という会社の理念について学びました。例えば、中国人と日本人で会話するとき、それぞれの母国語では会話が成り立ちません。しかし、そこに通訳者がいれば会話することができます。つまり、社長によると我々の仕事は、お客様が考えるデザインとプロのデザイナーが考えるデザインの「通訳」の役割があるといいます。この言葉には、社長の仕事に対する熱い想いが感じられました。

インターンシップ2015NEWS「CONTENTS」
第1号「初仕事はブログニュースの題字づくり」http://www.fujii-net.com/?p=3446
第2号「今日は初のお客様訪問」http://www.fujii-net.com/?p=3460
第3号「早朝営業会議に参加しました」http://www.fujii-net.com/?p=3474
第4号「地域コミュニティー紙の紙面企画」http://www.fujii-net.com/?p=3495
第5号「フジイ企画NEWSのインターン特集を企画中」http://www.fujii-net.com/?p=3509
第6号「きょうは『三国の丘からの風』公開編集会議」http://www.fujii-net.com/?p=3523
第7号「地域紙の公開編集会議を終えて」http://www.fujii-net.com/?p=3545
第8号「富田林市広報係と市会議員を訪問」http://www.fujii-net.com/?p=3557
第9号「紙ブログNEWS」を制作中です」http://www.fujii-net.com/?p=3570
第10号「『広報とんだばやし』9月号校了日です」http://www.fujii-net.com/?p=3584
最終号「勉強になった研修10日間」http://www.fujii-net.com/?p=3595



「自分たちだけが語れる!!」こと【第6回紙ブログ新聞セミナー2015より】

日常の業務記録をストーリーテリングしよう

DSC02386syori-kiri-gouseiいよいよ真夏に突入しましたね。第6回のセミナーは、そんな7月31日夜に開催しました。
 前回(第5回)セミナーは「真実を語る」ということで、日常活動の出来事を公表することの意味を学び、出来事集めの準備をしました。「自らに起こった出来事とそれにどう対処したかを語る」というテーマで、営業日報、業務・開発記録などを見て(思いだして)ブログのカテゴリーをつくる要領で、いくつかの記載項目のある表をつくっていきました。

まず『できごと表』づくりからスタート
 その表というのは…。まず『出来事』欄にタイトルを記入します。そのあと「うまくいったこと」「失敗したこと」、その中で「特筆すべき面白い話題・エピソード」という項目を建てて、最後に記事に「する・しない」を書きいれるというものです。いろいろなリストの作り方があると思いますが、ここでは皆さんそれぞれの出来事について記入していただきました。

会議の中でのもめごとを記事に…
 今回はそれらの様々な出来事リストから何を紙面で語るかについて具体的に考えていきました。ここでは当社毎月行っている『早朝営業会議だより』から、会議の模様を例として挙げさせていただきました。記事タイトルは『小さな会社でも責任分担と権限が必要』。記事内容は「二つの部署の〝長〟を社長が兼任したため、業務が滞りがちになった」という内容でした。

あえてマイナス要因を公表することの意味
 社報では会社内のマイナス要因はあまり公表したくないのが普通です。でもあえてマイナス記事を書くときは掲載の狙いを考えなければなりません。この記事は「当社の独自の顧客サービスの仕組み(ここでは『肌で感じる編集サロン』)を知ってもらう」にはちょうどいいテーマだったのです。この記事には反響がありました。読者が「小さな会社なのに議論できる仕組みが素晴らしい」と紙面をスキャンして自分のブログに転載してくれた方がいらっしゃいました。

克服のプロセスは記事の価値に厚みが
 つまり、皆様も読者に伝えたい成功例やブランドがあるとするなら、そうなったプロセスがありますよね。その中には大きな試行錯誤や失敗もあったかもしれません。その最後の成果だけを語るのではなくて、そこからマイナスの側面も含めた経過をストーリー展開することです。これは読者からの共感につながるだけでなく、組織への信頼感、そして読み物としての価値に厚みが出てくるのです。

写真=今回は常連の細川さん(建設コープ)に加え、初参加の田平さん(富田林市議会議員)にもお越しいただきました。セミナー内容自体は続き物?ではありますが、途中でのご参加でも大丈夫な内容になっておりますので、皆様お気軽にご参加くださいね。



新しい〝編集サロン〟冊子の作成について【2015.7月度早朝営業会議より】

広報紙の〝隠された力〟を学ぶ新テキストづくり

 こんにちは。近況ですが、ここ最近ではPTA新聞1学期末号の制作が終了。学校ではもう夏休みに入りましたね。7月に入ってからも雨が多かったですが、ようやく梅雨明け〝宣言〟(…とは言わないのですね)も発表されて、暑い夏に突入しました。少し遅れてしまいましたが、7月8日の早朝営業会議のご報告です。

新しい「新聞づくり」のコンセプト
フジイ企画では、ほぼ毎月催しているのが「紙ブログ新聞セミナー」。これと同時に進行していた計画。それは先月の早朝会議のご報告でもちらっとお知らせしましたが、『肌で感じる編集サロン』の新しい冊子づくりです。この冊子の現在のコンセプトは『小さな会社が〝ソーン〟に入る企業新聞の威力』。つまり新聞づくりの本当の効果について考えること。 7月の早朝営業会議はこの冊子のコンセプトの再検討と編集方法でした。

テーマは新聞づくりで『組織自体が変わり始める』こと
〝ゾーンに入る〟とはちょっと大仰な(わかりづらい)タイトルですが、今年年初からの「紙ブログ新聞セミナー」のテーマは「新聞を発行することで、組織が変わる」。今更ながらお話ししますと、以前のセミナーでは、チラシと新聞(広報紙)の目的の違いを述べてきましたが、今年の大テーマは当初から広報効果=宣伝効果以上の価値、つまり新聞発行で組織の「価値創造」をしようということに焦点を移しています。

自社NEWSの発行から見えてきたもの
フジイ企画では3年前、このセミナーを始めるのと前後して、手配りNEWS『紙ブログ』を印刷して皆様にお届けしています。広報紙づくりを生業としているフジイ企画としては当然かもしれませんが、実際、自社発行のニュースを検証してみた結果、一般的に想定される目的、つまり「会社の認知度アップ」や「宣伝力」とは異なった効果、端的にいえば経営の根幹=経営指針(経営方針・営業戦略・組織強化・モラルアップ)が形成されていくこと、つまり組織自体が変わっていくことに気がついたからです。

広報紙づくりの〝きっかけ〟づくりを
これは、私たちが「結構手間のかかる!?」広報紙づくりを「なぜお客様にお勧めするのか」を、真剣に検討してきた結果ではありますが、今回の会議ではソコを分かりやすく理解していただくための〝編集技術論〟?を中心に論議。今回は最初の〝掴み〟とか〝きっかけ〟づくりのための方法論を論議しました。セミナーのプログラムづくりも同様、どのように皆様の「きっかけづくり」にしていただくかということですね。9月のセミナーまでに完成をめざしますのでご期待下さい。

2015年の「早朝営業会議より」contents
【2015.1月度】「新ホームページと新〝セミナー〟でスタートします」
http://www.fujii-net.com/?p=777
【2015.2月度】「当社フォローシステムこそが商品です」
http://www.fujii-net.com/?p=1233
【2015.3月度】「『問い合わせ』へのコミュニケーション」
http://www.fujii-net.com/?p=1395
【2015.4月度】「フジイ企画の仕組みの明確化を」
http://www.fujii-net.com/?p=1482
【2015.5月度】「心を掴むDMづくりを考える」
http://www.fujii-net.com/?p=2322
【2015.6月度】「まだお会いできないお客様へ」
http://www.fujii-net.com/?p=3297
【2015.7月度】新しい〝編集サロン〟冊子の作成について
http://www.fujii-net.com/?p=3407
【2015.8月度】広報紙づくりの〝新天地〟を目指して
http://www.fujii-net.com/?p=3612
【2015.9月度】デジタル出版に挑戦します
http://www.fujii-net.com/?p=3691
【2015.10月度】現状を視覚化するための管理表づくり
http://www.fujii-net.com/?p=3725
【2015.11月度】前に向かって楽しく進める管理表?
http://www.fujii-net.com/?p=3806



市岡高校PTA紙が広報紙コンクールにW表彰

『いちおか』第58号が「優秀校表彰」と「奨励賞」

市岡表彰式|PTA新聞、会報、社報、機関紙づくり、広報紙コンクール入賞はフジイ企画(大阪)急に暑くなりましたね。あっと言う間に7月も半ば。フジイ企画では夏休み前に学校関係の新聞を次々と納品しているところです。
当社facebook「広報紙コンクールに入賞!! 一緒に作るpta広報製作室(大阪)」での「受賞報告記事」やHPの「お客様の声」ページでは少し触れていましたが、当社のお客様である市岡高等学校のPTA広報紙『いちおか第58号』(平成26年冬号)が2つの広報紙コンクールにて優秀校表彰、「奨励賞」のW表彰を果たされました。

大阪府立高校52校応募の中から優秀校5校から近畿へ
市岡高校PTA広報委員会は、この春の大阪府立高等学校PTA協議会「広報紙コンクール」において、大阪府立高校52校応募の中から優秀校5校に選ばれました。さらにその優秀校5校は「近畿地区高等学校PTA連合会広報紙コンクール」に推薦され、そこで奨励賞としての入賞です。(な)

第59号に「前委員長の喜びの声」を掲載
このたび納品を完了したばかりの『いちおか第59号』に、前委員長Fさんによる喜びの声が掲載されていましたので、早速転載してご紹介。

市岡26年冬号組み写真|PTA新聞、会報、社報、機関紙づくり、広報紙コンクール入賞はフジイ企画(大阪)『広報委員を始め、先生方、関係諸氏皆さんの念願でした「広報紙コンクール受賞」を果たすことが出来、体が震え嬉しさで心が躍りました。受賞の連絡を受けた時は「来たー!」思わず心の中で叫びました。3年間子ども達の頑張りと市岡高校の未来を見据えた取り組み、厳しくも愛情溢れた先生方と共に育み作ってきたPTA新聞です。花咲き実を結ぶ頃だと。共に頑張ってくれた仲間、そして多くの方々のご協力に感謝いたします。』(平成27年7月17日発行『いちおか』第59号第1面より)

委員さん方の熱意や頑張りをひしひしと感じます
 PTA広報紙『いちおか』は夏と冬の年2回発行で、市岡高校さんとは2013年の夏号からのお付き合いとなります。お客様の新聞づくりには、簡単な割り付け表を作って頂くところからスタートするのですが、市岡高校さんから頂く『割付表』はどれも丁寧にしっかり作り込まれていて、それだけで委員さん方の熱意や頑張りをひしひしと感じさせるものでした。それだけに、このような素晴らしい結果を出されたことは私たちにとっても(やっと!?)「来たー!」となる嬉しいニュースでした。

ご報告が遅くなってしまい、もうしわけありません。
今回は、前期のF委員長から、授賞のご報告を受けていながら何かの手違いで、受賞に気づくのが遅すぎました。それで今回は6月17日の表彰式と59号の発行を待っての掲載になってしまいました。申し訳ありません。
写真=(上)和歌山県民文化会館で行われた第41回近畿地区高等学校PTA連合会大会で。「いちおか」第59号より(下)受賞した『いちおか』第58号紙面



共感をよぶ真実の話を探そう【第5回紙ブログ新聞セミナー2015より】

成果に至る道は失敗で彩られている!?

DSCF615tate 前回のセミナーでは「機関紙・企業紙でも事件記事を書け!」というちょ月っと過激なタイトルでやりましたが、要は、成功があればそれと同じ数だけ失敗があったということですね。そこを書くことによって、今の成功(成果)に価値がでてくる。いいかえれば様々な失敗から得られる教訓が、読者の共感を呼ぶということですね。

自分たちに起こったことにどう対処したかが大事
 これは単に紙面効果として「読者の気を引く」、読んでもらえるということだけではなく、組織の見直しや業務改善につながるというお話でした。こうした事件・事故をPRの手段につかう手法を最近の経営学では『ストーリーマーケティング』というそうです。自らに起こった出来事とそれにどう対処したかを語る。今回(6月26日)は実際起こった出来事を洗い出してみつめ、それをどう扱うか、つまりストーリーテリング=物語ることについて具体的に考えてみました。

「うちの会社にはそんな大層な話はない」という前に…
 色々な広報紙や経済新聞を利用したストーリーマーケティングの一般的な事例としては『企業の文化を物語で表現』『創業物語で経営者を神格化』『開発秘話物語』などがありますね。経済雑誌や新聞によく掲載されているので、皆様も読まれたり見られた経験があると思います。「うちの会社(コミュニティ)にはそんな大層な話はない」と言う前に、まずいままでやってきたことのおさらいを。

どんな商品(サービス)も最初は「思い→言葉→成果物」です
 第1回セミナー「言葉から創造がはじまる」でも.述べましたが、どんな非営業職であれ、会話を必要としない一人親方の職人であれ、全てのはじまりは『言葉』です。つまりいかなる創造も頭の中にあるアイデアを出すことからスタートしています。そのアイデアはは全て言葉に変換されて出てくるんですね。共同作業ならなおさらです。「こうだ」「ああだ」(独り言でも)から始まって絵に描く、図に描く、そして文章に書く。だから皆様の結実である今ある商品(サービス)は必ず言葉としてのストーリーがある(あった)はずです。それを整理するのが今回のテーマです。

今までの様々な記録や出来事をストーリー展開のための要素に分解
 第2回セミナーの「普段の手帳と日報から広がる世界」でやったことですが、まずは各種の記録を洗い出して、整理していくことから始めます。具体的には受発注伝票、入出金伝票、営業日報、業務・開発記録や議事録。個人では手帳やメモなどです。

 今回はそれらの出来事やイベントを集めてそれらを各要素別に分解して一覧にしてみました。その要素を今回は4つにしぼり、
①まず出来事や製造記録を書く、②経過1(うまくいったことやプラス要因)③経過2(失敗したことや課題)、④ポイントになる話題、ノウハウ、エピソード…を埋めていく作業をしました。最後に(⑤として)それを記事にするかしないか、とする場合はその狙いを書く。日常活動の一端から始めましょう。
【具体例1】
①出来事=○月○日、初めて落札した仕事の初会合(初顔合わせ)で市役所へ
②経過1(うまくいったこと)=初めてでも、過去に実績があったため友好的に話が進んだ。(初期は険悪ムードで契約違反と言われたこともあった)
③経過2(失敗したこと)=スタッフ同士の待ち合わせ場所の認識違いで遅刻した。
④エピソードなど=担当の係長は仕事以外でグルメの話が好き。
(⑤=記事にする。狙いは…)
【具体例2】
①出来事=新セミナーテキストを作成中  
②経過1(良いこと)=今年は年間のテーマを決めていたのでまとめるのはスムーズ
③経過2(課題)=タイトル案が難しい。過去のテーマを盛り込むとなると要編集(時間がかかる)
④エピソードなど=セミナーの中のお客様の話は具体的なので現実的で面白い。
(⑤=後に記事にしよう。狙いは…)

広報効果以上のことが起こる
 今回はこの4つ(表項目は5つ)について行いましたが、それらの要素をつなぎ合わせて成果を語っていくのです。やり方と項目立ては色々考えられるので工夫して表を作ってください。この作業は広報効果だけではなく、指針づくり、モチベーションアップなど、思わぬ効果があるということはこれまでお話しした通り、組織全体が○○ゾーンに入るステップかも…。
写真=新しいセミナーテキストのラフスケッチです。まだ編集中ですが9月までには完成します。

 

 



まだお会いできないお客様へ【2015.6月度早朝営業会議より】

当社をよく知って納得してもらえる態勢づくり

6月早朝会議イラスト何度もおご報告しましたが、この春、フジイ企画ホームページのリニューアルがやっとの思いで完了しました。長い時間をかけてつくりあげてきたのですが、しかし各ページに何度も微調整を加えたりして、今でも改良を続けています。それは、必要とされる方により分かりやすく理解していただきたいと思っているからです。これからもしばらく続くのかな…。(な)

当社の宣伝営業はもっぱらインターネットだけど
6月度の早朝営業会議(6月10日)では、HP完成後の次のステップについて、話を進めていきました。ご承知の通り当社の本業とするところは新聞づくりをはじめとする印刷媒体全般です。でも当社の宣伝営業は…というと、もっぱらインターネットに頼っています。ネットも紙媒体も同じコミュニケーションツール。当社としては、媒体における「言葉」の力を信じています、だから言葉を使うメディアならどういう媒体であっても基本的には伝わると考えています。でも最終の目的は、何といってもお客様との直接コミュニケーション。

お客様とのリアルでの交流の接点をみつける
HPリニューアルアップから約1カ月、先月(5月)の会議では、編集に関するお困りの方方をHP誘引するためのDMを積極的に送ることにしました。目的は…ぶっちゃけ「新規のお客様獲得」のためです。具体的に言うと「ホームページを見てもらえるきっかけ」を積極的に作っていく必要からですね。でも本当の目的はやはり「お客様とのリアルでの交流の接点をみつける」ためなのです。当社の考え方と仕事の仕方を体感していただくには、お仕事の前にお会いして体感していただくことも重要だと考えています。

編集会議レクチャーを「出張編集セミナー」として充実
 これまで、フジイ企画ではお客様フォローとして、できるだけ初回の編集会議にお伺いして、原稿の出し方、日程、新聞割り付けの基本などをレクチャーをさせて頂いていました。今回の会議では、これまでのレクチャー会議?をより内容のあるものにして「出張編集セミナー」として取り組んでいくことになりました。

新しいテキストづくりにも取り組んでいます
 もともとフジイ企画では『紙ブログ編集セミナー』と称して、ほぼ毎月セミナーも開催しておりますが、皆様方との交流のなかで、それぞれの編集部のカラーや特有の事情があることを知りました。今後はそれらのご要望を取り入れた内容で取り組んでみたいと思います。基本的には新規のお客様対象で、まずは新しいテキスト作りやセミナー内容について検討しています。詳細が固まりましたらこちらでもお知らせしますので、お楽しみに〜。

2015年の「早朝営業会議より」contents
【2015.1月度】「新ホームページと新〝セミナー〟でスタートします」
http://www.fujii-net.com/?p=777
【2015.2月度】「当社フォローシステムこそが商品です」
http://www.fujii-net.com/?p=1233
【2015.3月度】「『問い合わせ』へのコミュニケーション」
http://www.fujii-net.com/?p=1395
【2015.4月度】「フジイ企画の仕組みの明確化を」
http://www.fujii-net.com/?p=1482
【2015.5月度】「心を掴むDMづくりを考える」
http://www.fujii-net.com/?p=2322
【2015.6月度】「まだお会いできないお客様へ」
http://www.fujii-net.com/?p=3297
【2015.7月度】新しい〝編集サロン〟冊子の作成について
http://www.fujii-net.com/?p=3407
【2015.8月度】広報紙づくりの〝新天地〟を目指して
http://www.fujii-net.com/?p=3612
【2015.9月度】デジタル出版に挑戦します
http://www.fujii-net.com/?p=3691
【2015.10月度】現状を視覚化するための管理表づくり
http://www.fujii-net.com/?p=3725
【2015.11月度】前に向かって楽しく進める管理表?
http://www.fujii-net.com/?p=3806



機関紙・企業紙でも事件記事を書け!【第4回紙ブログ新聞セミナー2015より】

様々な失敗から得られる教訓が共感をよぶ

読者は常識から八ズレていることがお好き!?
0612blog第4回セミナー報告 今回のテーマは「機関紙・企業紙でも事件記事を書け!」。ちょっと過激なタイトルですね。世の中の人は『社会ネタ(事件記事)』が結構お好きです。常識外れの事件、事故や、自分の身の回りで起こりうる〝最悪?〟の記事を好んで読んでいます。〝政治ネタ〟も〝経済ネタ〟も〝スポーツ〟でも同様に、理想とされる状態から軋(きし)んでいることに人は興味をもつようです。今回はこの『軋み』を扱うことがテーマです。

コミットメントが必要なワケは
 前回のセミナーでは「広報紙はコミットメント(読者への約束、宣言)ツールになる」ということを学びました。今回は、じゃあ「なぜコミットメントが必要なの?」。つまり読者(お客様)に対してコミットメントしなければならない元の原因を扱おうということです。ここをハッキリさせなければ、読者が寄り付かない「発行することだけが目的」の自己満足新聞になるというお話です。

なぜ、記事が〝軽~い〟広告用キャッチコピーになってしまうのか?
 例えば「お客様の安全・安心を第一にします」が会社のモットーだとするなら、それを経営理念としたワケがあるはずです。例えば、過去にちょっとした経費節減のためにお客様の安全を犠牲にした…とかね、ヤバイ話!? これは極端な例ですが、この「安全…」という方針や理念を作った根拠、つまりその象徴的出来事から新しい到達点へのプロセスを明らかするのです。そういう出来事(事実)と向き合って解決したことこそが記事の価値なのです。ここを抜きにすると軽~い広告用キャッチコピーになってしまいます。

『理想の状態』でないことがポイント
 社会の様々な営みに対して『理想の状態』を設定すると、そこに至っていない課題がすぐ表れてきます。つまり企業でもコミュニティでも個人でも、ことの大小はあるけど、活動していれば毎日のように問題が起こってますよね。伝達や解釈ミス、日程遅れ、もめごとや事故など。もちろん起こらないにこしたことはないですが、でも逆に言えばそんな『理想でない状態』があってこその工夫、向上のプロジェクトが成立するのです。

これまで起こった『事件簿』は組織の〝宝物〟です

 でもこれを書くって逆にイメージダウンじゃないの? そうですね。当然そうならないための基準は必要です。まずは「クリア(解決)したプロジェクト」だけを書く。普通(世の中と向き合っている)企業や組織なら、ミスやトラブル、様々な課題はその時々に解決し教訓としているはずですね。「起きた出来事をどう処理してきたか」の記録・記憶の数々が、その組織・会社のノウハウやスキルの本質なのです。つまりこれらの『事件簿』こそが実は組織の宝物。俗に言えば優れた『ネタ帳』なのです。

出来事の処理のプロセスに共感→信頼が
 そんなプロジェクトの始まりと到達点を記述できた時、読者(お客様)に対して「この失敗はもう二度と起きません」「私たちは○○です」というコミットメント(=宣言)になるのです。同じ失敗を起こしてしまうと逆効果になってしまうのですが、そのことも視野に入れて「隠さず」コミットメントするということこそ、読者(お客様)からの共感から信頼、さらに応援へと発展していくことになります。

〝書く〟ことで混沌から創造へ、広報効果を超えて
 こういった記事(=コミットメント)を日常的に発信するのに最適なツールが、実は広報紙なんですね。これが商品チラシとは明らかに違うところ。こうした視点に立てれば、ストーリー性のある記事ネタがたくさん転がっているはずです。それをすくい上げることは、実は広報効果どころか、組織全体のスキルアップ、企業文化の創造にまで発展します。つまり新聞(広報紙)づくりは、基本理念やマニュアル整備への一里塚。今は混沌状態でも、まず書くことからスタートしましょう。

 第4回目のセミナーは5月29日の開催予定でしたが、参加者のご都合により6月5日(金)に日程を変更して開催いたしました。当日は常連参加の細川さんのほか、ちょうどこの夏のインターンシップの面接に来社されていた大学生も飛び入り参加、新鮮な雰囲気のなか進行しました。雨の中のご参加、ありがとうございます!