「自分たちだけが語れる!!」こと【第6回紙ブログ新聞セミナー2015より】

日常の業務記録をストーリーテリングしよう

DSC02386syori-kiri-gouseiいよいよ真夏に突入しましたね。第6回のセミナーは、そんな7月31日夜に開催しました。
 前回(第5回)セミナーは「真実を語る」ということで、日常活動の出来事を公表することの意味を学び、出来事集めの準備をしました。「自らに起こった出来事とそれにどう対処したかを語る」というテーマで、営業日報、業務・開発記録などを見て(思いだして)ブログのカテゴリーをつくる要領で、いくつかの記載項目のある表をつくっていきました。

まず『できごと表』づくりからスタート
 その表というのは…。まず『出来事』欄にタイトルを記入します。そのあと「うまくいったこと」「失敗したこと」、その中で「特筆すべき面白い話題・エピソード」という項目を建てて、最後に記事に「する・しない」を書きいれるというものです。いろいろなリストの作り方があると思いますが、ここでは皆さんそれぞれの出来事について記入していただきました。

会議の中でのもめごとを記事に…
 今回はそれらの様々な出来事リストから何を紙面で語るかについて具体的に考えていきました。ここでは当社毎月行っている『早朝営業会議だより』から、会議の模様を例として挙げさせていただきました。記事タイトルは『小さな会社でも責任分担と権限が必要』。記事内容は「二つの部署の〝長〟を社長が兼任したため、業務が滞りがちになった」という内容でした。

あえてマイナス要因を公表することの意味
 社報では会社内のマイナス要因はあまり公表したくないのが普通です。でもあえてマイナス記事を書くときは掲載の狙いを考えなければなりません。この記事は「当社の独自の顧客サービスの仕組み(ここでは『肌で感じる編集サロン』)を知ってもらう」にはちょうどいいテーマだったのです。この記事には反響がありました。読者が「小さな会社なのに議論できる仕組みが素晴らしい」と紙面をスキャンして自分のブログに転載してくれた方がいらっしゃいました。

克服のプロセスは記事の価値に厚みが
 つまり、皆様も読者に伝えたい成功例やブランドがあるとするなら、そうなったプロセスがありますよね。その中には大きな試行錯誤や失敗もあったかもしれません。その最後の成果だけを語るのではなくて、そこからマイナスの側面も含めた経過をストーリー展開することです。これは読者からの共感につながるだけでなく、組織への信頼感、そして読み物としての価値に厚みが出てくるのです。

写真=今回は常連の細川さん(建設コープ)に加え、初参加の田平さん(富田林市議会議員)にもお越しいただきました。セミナー内容自体は続き物?ではありますが、途中でのご参加でも大丈夫な内容になっておりますので、皆様お気軽にご参加くださいね。



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