“戦略的ブロガー”からスタート【第3回“紙ブログ”広報セミナ―2014】

 4月も後半にさしかかり、日差しがきついと感じる日もありますね。もうすっかり春ですが、花粉症がつらいという方もおられるのではないでしょうか…。さて、今年2月から始まった「紙ブログ広報セミナー2014」ですが、参加者のご都合などもありまして、4月25日(金)に今年度初めてのセミナー開催ということになってしまいました。実のところ5ヶ月ぶり!? 毎回ご参加のワーカーズコープの細川社長、いつもご参加頂きありがとうございます!(な)

『フジイ企画NEWS Yearbook2013』はどうしてできた?
 さて既報の通り、フジイ企画の活動やお客様との交流を1年間の記録としてまとめた『Yearbook2013』が先日完成し、皆様への発送を開始いたしました。
 今回は、久しぶりのセミナーということもあり、今一度「広報紙を発行する意味と効果」という大テーマから、今回この冊子『Yearbook2013』の進呈。同時にすぐにご覧いただいて、これをテキストにいくつかの意味と効果を考えてみました。
 
『ブログからはじめよ』でまず書いてみること
 フジイ企画では昨年から月に一度『紙ブログ』という広報紙を発行しています。ご存じのようにこれはブログの記事を再編集したものです。発行の狙いは大きく分けて、①顧客とのコミュニケーションを密にする、②自社の方向性と経営理念をお客様に明らかにする、③私たち自身の仕事のスキルアップ、の3点です。
 ところが、この3つの狙いは当初からはっきり把握できていたのでもなかったのです。フジイ企画では2007年からブログを中心に、当社の考え方やお客様の情報などを配信していました。ネット営業に本格的に力を入れたのは一昨年からですが、ブログの特徴であるデータベース機能に意味があると改めて知ることに…。つまり記事のテーマごとのテゴリー分類が意味を持ってきます。
 
カテゴリーづくりは編集方針を建てる第一歩
 で、『事務所だより』『お客様情報』『雑感』『イベント』…などいくつかのカテゴリーを作りました。そのあとはまず“記事ありき”で色々な記事を書き、後に予め作ったカテゴリーに振り分けていきます。ところが色々書いているうちに複数のカテゴリーに分類できるような記事や、どれにもあてはまらない記事ができたりしたので、整理統合や新設を繰り返して現在の分類になったのです。これの繰り返しが結果的に“何をつたえるか”という営業的なテーマの整理にもなりました。それが前述の『3つの狙い』になったのです。現代の広報紙は「ブログの再編」が有効だということで皆様にまず『ブログ』をお勧めする理由です。
 
ブロガーから広報マンへの道へ
 ただブログには、大きく全体を編集する機能はないので、水のように流れていっていまうこと、また営業的にお客様との“リアル”のコミュニケーションをどこでとるのか…という課題が残ります。ペーパーレス(デジタル)というのは情報の機能的な伝達では効率がよいのですが、全体の方向性や感性や熱を伝えたいですよね。それを手渡しコミュニケーションという手段に“変換”したのが、『紙ブログ』でありその一年の集大成である当社の『Yearbook2013』でした。今回はこれを大きな“たたき台”にして。より実践的で具体的な方法を考えてみました。いずれにせよ広報ツールはいつでも進化の途上です。



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