写真のトリミング第2弾。編集者は編集意図をきっちり持って [編集ミニ講座](7)

 

 前回(6月21日)は紙面構成上の写真の選択というお話でしたが、ここでカメラマンと編集者の立場(視点)の違いということに触れました。広報紙を構成する要素の一つは写真。写真の選択については、結構もめることが多いので、編集者はどういう立場で写真を選んだらいいのかというお話しをもう少し。

 
もめる元は撮影者と編集者の意図の違い
 撮影する人と編集する人が同じならいいのですが、違う場合「こっちがいいのに。なんでこうなるの!」とよくやってます。こんな時は、よく写真単品の構図やデザイン力・デザイン解釈の問題と勘違いするのですが、実際は撮影者(出稿者)の意図と編集者の編集意図の違いが一番大きいのです。文字原稿、写真(イラスト)、紙面構成を考えて決定する時、編集者はこの紙面で伝えるべきことを意図して、紙面全体の構成の中から写真選び、トリミング(上の写真のように単純ではありませんが)を考える視点を持つことが一番大事です。
(同じ写真を多用してすみません)
 
 今、PTA広報紙は1学期終了号の編集時期で、フジイ企画もちょっと追われています。PTA紙は年に3回発行されるケースが多いのですが、バックナンバーを見たときに何学期に発行されたものか、一目見ただけで分かるような季節感のある写真をアイキャッチに使うなど、紙面作りに工夫を…。
 

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