『羽曳が丘』新旧広報委員会
5月18日水曜日、大阪府PTA協議会広報紙コンクール表彰式に行ってきました。今回、1年間関わらせていただいた、羽曳野市立羽曳が丘小学校が小学校の部で編集賞を受賞されました。打ち合わせの折、新旧の広報委員さんより表彰式にお招きをいただいたのを機に、初めて『表彰式』なるものに参加させていただきました。私が出るのはちょっと場違いな感じがしましたが、皆様の意欲の一端に触れて楽しい思いをさせていただきました。笑顔の写真を掲載します。2011年度の広報委員さん本年度もよろしくお願いします。(写真は広報委員の皆様)
楽しい委員会運営でした
今回の受賞は、紙面企画も、取材も、もっと大事な…講評にもありましたように『親しみやすい広報紙』を目指した委員会運営の良さがが威力を発揮しました。評価はすべてそこに行き着くように思います。私たちはレイアウトその他でお手伝いをさせていただいておりますが、よい紙面づくりにむけ熱意を持って取り組んでおられる皆さんと仕事ができるのが私たちの喜びで、それはキャッチボールがうまくいっていると感じられることがバロメータになっています。その意味でこちらも楽しい仕事でした。
受賞の要因はなんといっても広報委員さんの『がんばり』『熱意』以外にあり得ません。今回の評価もそこに集中していますよね。なぜなら、唯一その地域、学校のことを一番理解しているのは皆様だけだからです。いつもお話しするのですが、われわれがお手伝いできることは表現方法のアドバイスと製作だけで、それ以外は何もしません。よくタウンページの広告などに『印刷のことならなんでもお任せ』というのがありますが、うちにはそういう『売り』?はないのです。企画・紙面編集は本来、皆様のお仕事だというのがわれわれのスタンスです。ただ広報という工程作業量の多い仕事での、製作にに関する負担を軽減し、皆様本来の企画取材に力を注げるようフォローするのが私たちの仕事だと思っています。でもその分制作上の失敗はうちの責任なので、評価は怖いですね。
●編集に関すること
選者の講評『しりもち』についての見解
今回、講評にあったレイアウト上の最下段に写真を置く『しりもち』についてですが、確かに編集上のタブーとされておりますが、『ハラきり』と違ってこちらはさほど気にする必要はないと思っています。そもそも最下段に2段以上の写真を置くのがなぜタブーになったかというと、商業新聞においては最下段から数段は広告スペースとなっていて、スポンサーとの兼ね合いから、記事段の最下段に大型見出しや写真を配置してはいけないことにしたのが始まりです。
もちろん、講評に書かれているとおり紙面が重くなりがちなので、…というよりトップ記事からして紙面の視線が相殺されてしまうことが多いので、メリハリとアイキャッチという点から考えればお勧めできるものではありません。ただ、これにしても編集者の価値判断が意図的なものである以上、恣意的に優劣をつける必要があるかどうかは議論の余地があります。
そもそも『ハラきり』を禁止したブランケット版(B3判)が現在主流のタブロイド(B4)以下に通用するかどうかも疑問だし、A4・B5などではほとんど意味がないと思います。当方としてはあまり気にせず紙面企画に力を入れる方がいいと考えています。