2013.2月度の社内研修は『美的感性と美意識』の育て方について

  フジイ企画2月の社内研修(前半6回)が終わりました。今回は、出版印刷での企画編集に必要とする「美しい紙面づくり」のレイアウトデザイン能力の自己開発への道として「美的感性と美意識」の育て方について学習していただきました。(柊丘)

 
「デザイン力」はソフト機能の習熟度と全く関係ない
 特に「コンピュータ社会でのデザイン力」という課題を認識することから始めました。これは今日の若手オペレーターが特にハード面での技能に優れている傾向にある中で、ソフト面では弱い側面を持っている点です。簡単に言えば「Illustrator」「Photoshop」などのソフト機能を高度にマスターしていても、デザイン・コンセプト作りに生かされていないこと、極端に言えば、ソフトに習熟すればするほどデザイン力や構成力が低下している傾向もあるということです。
 
 日常生活の中に常に『美』を求めること
 コンピュータと同じく人間の頭脳も様々なソフトを入力せずにクオリティーの高いレベルのものづくりはできません。常にセンスを磨く持続性(日常生活の中で磨く感性)の有無が、デザイングラフィックオペレーションの要(かなめ)なのです。 今回はパソコン画面を離れての自己の頭脳を感度に優れたアンテナにするための脳内の清掃の仕方。新旧の人工物や自然に触れて、それの持つ美について様々に接する機会を持つ方法について学びました。
 
 3月度は『江戸読売瓦版』、『絵草子情報社会』を題材に『今日のメディア文化』を比較検討していきたいと考えています。
写真=自称・江戸浪人(?)谷村柊丘ディレクター[2月度第6回社内研修(2/7)にて]



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