いよいよ夏休み。
PTA広報夏休み号が次々発刊
学校ではようやく1学期も終わり、長い夏休みに入ります。小学校のPTA新聞関係の納品も昨日で完了しました。1学期は、どこでも新体制での初の発行ということで、広報委員会も委員交替で皆様の顔ぶれも変わります。夏休み号を発行し終えたところでようやく委員のみなさまと親しくなれるという感じです。
昨年度はわがお客様の久々のコンクール入賞もありました。前年度に引き継いだ新しい広報委員会の皆さまも『それに続け』と活動の流れに意気込みが感じられます。私たちの仕事の醍醐味は編集委員の皆様の思いをどれだけ紙面に反映させるかということです。ただ、正直なところ、お互いフラストレーションを感じてるなという場面がたまにあります。
熱い編集者の思いと、冷静な読者の視点と…
勢いのある編集委員会は豊か発想を持って、新しい試みも多くされるので、その分、当方も意思確認もよくして進めていきますが、製作段階を通過した時点で『私たちの思いと違う』と言われることにたまに出くわすのです。我々の仕事は皆様の意図をどう伝える(表現する)かということですが、その判断にはひとつだけ基準があります。それは『一般の読者はどう見るだろうか』という視点です。紙面構成上、意図が相殺されると感じる場合に、この視点を堅持すれば、実際現場で取り組んでいる編集委員、執筆者の皆様と違った判断をする場面が発生することがあります。
『視点』について
もっとコミュニケーション
もっとコミュニケーション
こういう場面は結構多くて、これは若いディレクター(若しくはデザイナー)がよく陥る葛藤ですね。お客さんの思い沿うか、これを堅持するか…。で、いつも思うのは、これには何としても二つの視点に対する通訳が必要ですね。紙面の論争はその広報委員会の活性化度と関係している以上、当然だろうと思います。一生懸命やっている広報委員会は、当然思い入れも強いのは当たり前です。そしてこの問題をどうクリアするかがが本来のディレクターの仕事です。いつも課題は、もっとコミュニケーションをとること、これに尽きるかな…と感じています。
写真上=堺市立市小学校PTA紙「いこいの森」2011年7月20日第88号
写真下=羽曳野市立羽曳が丘小学校PTA紙「羽曳が丘」2011年7月20日第192号の広報誌コンクールの記事