「立体物」印刷の技術に驚き…〝3Dプリンタ〟とは[column私の休憩室]

 CADデータを「立体物」として出力
 皆様は、「3Dプリンタ」というものをご存じでしょうか? 普通、「プリンタ」と聞くとパソコン上で作成したデータを出力したり、コピーを取ったりする機械を想像するかと思います。この、我々が普通「プリンタ」と呼んでいるものは「紙」に出力されますが、先程申した「3Dプリンタ」は、なんとその名のとおり「立体物」として出力されるのです!

 3Dプリンタの仕組みを簡単に言うと、コンピュータ上で立体の設計図を作成し、それをインクにあたる「樹脂」で出力するということで、どちらかというとインクジェットプリンタに近いと言われています。利点としては、安価で試作品を作成できるという点が挙げられます。製品製造などの初期工程時点で試作品を手に取ることができるので、結果的に納期短縮につなげることができるそうです。
 
きっかけは藤川樹脂さんのパンフレット製作
 先日、当社のお客様である藤川樹脂さんが3Dプリンタを導入し、それに伴ってパンフレットの作成をお願いされました。ですが、私は3Dプリンタなんて聞いたこともなく、正直あまり想像がつかなかったので、予備知識を頭に入れるために色々と調べてみたのです。3Dというくらいだから、立体を作るのだろうか、でもそんなことできるわけがない…と思っていましたが、これができてしまうんですよね。
 ちなみに、大阪で3Dプリンタを置いている企業は、藤川樹脂さんを含むまだ3カ所しかないそうです。(『紙ブログNEWS第3号』の「今月のあしあと」でもご紹介しております。)
 凄い早さで進歩する印刷?技術に驚きつつ、これがもっと安価になれば一般家庭に普及する時代がくるのかも…と期待している私なのでした。(な)

写真=藤川樹脂さんの3Dプリンタパンフレットより。



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