発行目的を考える【制作部あれこれ3】

イベントの自粛で発行継続できない!?

 新型コロナウイルス感染症が拡大したころ、弊社のお客様にも影響が広がり、「行事が中止になってしまって載せる記事がない」というご相談がいくつかありました。いまいちど、紙面企画について考えてみたいと思います。

発行コンセプトの意思一致をして
 そもそも新聞を発行する前に、発行の原点の意図を確認しておく必要があります。「経営方針を浸透させたい」とか「コミュニケーションを活発にしたい」など。弊社では、初めてのお客様には、この最初の意図をお聞きしています。その発行目的を元に紙面企画を立てていきます。できれば年間で記事計画を立てておくと、予定も見通しやすくて安心です。サブ記事もあらかじめ考えておくと、行事中止などの理由で突然記事がボツになったときにも対応がしやすいです。

本当に伝えたいことは何だったのか
「載せる記事が無い」と悩んだときは、ぜひ一番最初の発行コンセプトに立ち返ってみてください。弊社からある程度のアドバイスはできるかもしれませんが、「本当に表現したいもの、知ってもらいたいことが何なのか」は、お客様の中にしかありません。これを機に紙面を見つめなおすことで、新たな企画が生まれるかもしれません。実際、掲載記事が無くてお悩みのなか、新企画をスタートさせたお客様もおられました。
厳しい状況の中でこそ、「紙」での正しい情報発信が重要だと考えます。私共も引き続きサポートさせていただきます。

写真=機関紙『けんこう』編集会議

(社報『紙ブログNEWS』2020年夏 第40号)



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