先週の木曜日(8月22日)で大学生のインターンシップ研修が終了。この間、営業や取材で訪問させていただいたお客様には大変お世話になりました。改めてお礼申し上げます。
大学インターンシップの受け入れは今回で4回目
フジイ企画でのインターンシップ学生の受け入れは今年で4回目。最初のきっかけはというと、雇用開発協会のインターンシップ制度への登録でした。「怖いもの見たさ」で登録したものの初体験でもあり、受け入れ企業リストは大手企業ばかりであったため、学生のエントリー自体もないだろうと軽く考えていたのですが、実際は数名の学生が応募してきました。
初のインターン生の「洞察力」にビックリ
実はその時のエントリーシートで、学生の一人が当社のHPを深く見ていて、かなり高度に当社の営業方針(例えば、コミュニケーション重視で、よくある『100%当社にお任せ』的な受注スタイルはとらない)を理解していたのが驚きでした。で、それへの自身のコメントも『「なんでもおまかせ」って書いてないのは本当の顧客満足を目指していると感じました…』と。言っときますが、当社のHPをすべて読んでも、文章としてはそんなことは一行も書いていないのでね。すごい洞察力!? ちょっとこちらもお会いしたくて、そこで初の受け入れをきめました。その年はこちらとしても非常に楽しい体験をさせていただきました。
一度はインターン受け入れを中止しました
当時の雇用開発協会のインターンシップ制度は学生個人個人の応募の動機や考え方がエントリーシートで自由に閲覧できたので、十分学生さんと事前のコミュニケーションができたので、その段階でこちらも大変勉強になったのです。
でも当社が受け入れた雇用開発協会でのインターン制度がこの年で廃止になり、翌年大学コンソーシアムが新たなインターン制度を発足させたり、前年の大学からも多くの依頼がありましたが、この時はすべての方の受け入れをお断りいたしました。
今のインターンシップ制度の仕組みに不満です
理由の第一は学生の選考がコンソーシアム内での事前研修というのもあったのでしょうが、学生選考プロセスが事業者に見えなくなったこと。以前では各企業での研修結果と内容についてのキッチリとした報告が冊子となって送られてきたこと。これは取り組んだ企業にとって、インターンへの「負担」を差し引いても今後の教育材料として意味があったのですが、これがない。
そもそもインターン学生の受け入れは我々のような小さい会社にとっては、スタッフ配置や実習課題づくりを考えるとかなりの高負担。もし「お座なり」の研修なら、やる必要もないし、するメリットも体力もない。これからの雇用環境と時代の変化を本気で考えるなら、双方のメリットを考えた仕組み作りを作ってもらわねば…と今も強く思っています。でなければ、よほど「意識」を持った企業でなければ小さな企業は、こういうことに取り組まないでしょうね。
再び受け入れたワケ…当社スタッフの士気の向上を見て
とはいえ、一昨年(2011年度)より受け入れをまた復活。理由は当社にも毎回複数の応募がある上、内部での予備研修を終わらせてきた学生なので、お断りするのは申し訳ないと思ったことが一つではありますが…。
それより第一の理由はうちのスタッフ達の働きについてです。学生に対する指導(といえるか)に当たったスタッフが、日々の通常業務を超えた、別の一面を見せてくれることです。学生とのコミュニケーションの中で、私が全く意識してなかった『教える力』『根気』『工夫』などの側面の発見です。今後の業務遂行の上で大きなメリットかなと思っています。
ウチの夏の風物詩に…
今でも、基本的に『どうしても』という方以外は受け入れないという姿勢は崩していません。受け入れる場合でも「当社で再面接をしてお断りする場合がある」というのが前提です。(でも結果的にはご紹